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野田クリスタルは松本人志の後継者!?

なーんてタイトルを聞くと、「んなわけないだろ!」って思う人も多いでしょう。

でもね、マヂカルラブリーさんはM-1優勝しているんですよ。実績は残しています(あれは漫才か?と言う論争はありましたが…)

ちなみに野田クリスタルさんはインディーズのピン芸人時代にアルピーの両名(平子さん、酒井さん)それぞれに「コンビ組をまないか!?」と相談したそうです。

当時の平子さん、酒井さんは一時期ですがピンでやっていたので可能性はあったんですよね。しかし、その”if”が成立していれば、アルピーは存在しなかった訳でそうなると“忍者フォーマット”も“アルピーANN”は生まれなったんですよね。これも悲しい。

と言うことで、結果的に野田クリスタルさんは村上さんと言う相方と巡り会えて良かったと思ってます。

で、野田クリスタルさんはダウンタウンの松本人志さんに大きな影響を受けてます。当時の芸人さんってのは大抵、松本人志さんに憧れますからね。(実際、松本さんに憧れてお笑いを始めた芸人さんが今のお笑い界を作っているのは事実ですしね)

さて、松本人志さんは、お笑い界で沢山のフォーマットを作り上げてきました。『IPPONグランプリ』、『すべらない話』、過去に遡れば『笑ってはいけない』とか、それの芸人バトルロイヤル版で『DOCUMENTAL』…まぁ沢山ありますよね。多くの芸人さんはそのフォーマット上で遊ばせてもらっている訳です。

それを踏まえた上で野田クリスタルさんの話になるんですけれど、野田クリスタルさんは”ゲーム界の新しいフォーマット”を作っていると言えるのではないでしょうか?

野田クリスタルさんはM-1,R-1両方の覇者です。で、R-1では「自分が作った(クソ)ゲームを自分でプレイして理不尽を演じる」事で優勝しました。
野田クリスタルさんは実際に自分でプログラムを書いてゲームを作ったそうです(ほぼ独学との事!)
プログラミング言語は“HSP”と言う比較的ゲームに特化した言語だったのですが、本当に作ったと言うのはある意味「クリエイター」ですよね。

その後、クラファンを使いニンテンドーSwitch向けに「SUPER野田ゲーPARTY」を出します。
さすがにこれは外注(お金を払って作ってもらう)みたいです。本業(お笑い)が忙しいですからね。
この野田ゲー、今の若い人にはわからないかもしれませんが、ちょうどいい塩梅で「1980年台のクソゲー」を醸し出しているんですよね。それでいてただのクソゲーでは無くてちゃんと“お笑いの要素”が入ってるのが素晴らしい。

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M-1のネタ「電車」をベースにしたゲーム

画面だけ見るとチープな画像です。でも、それがいいのです。
おそらくわざとやっていると思います。(今の時代、フォントとかにこだわったり、どれだけでも凄いグラフィックは作れますので。例えば『信』と言う千鳥のノブさんに出資してもらって作ったゲームはクソゲーですがグラフィックは最高に凝ってます)

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やろうと思えばできます

その”野田ゲー”、今度は”スーパー野田ゲーWORLD”としてネットワーク対戦可能になってパワーアップして帰ってきました。
自ら、(クソゲーではなく)”野田ゲー”と名乗るのはある意味、松本人志さんが作り出した”フォーマット”に近いのでは?と思います。

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新たな世界の創造主

さて、”お笑い”と”ゲーム”と、畑は違えど松本人志さんと野田クリスタルさんは”場を提供”しました。

・松本人志さんは「1番面白い芸人を決める」“場”
・野田クリスタルさんは「ファン(特にラジオリスナー)とワイワイイ交流できる」“場”

松本人志さんの提供した“場”はある意味選ばれた芸人さんにより戦われますが、野田さんの“場”はニンテンドーSwitchを持っていてネット回線に繋がっていれば(運が良ければ)野田さん自身と対戦することも可能みたいです。そのゲーム配信を野田さん自身がやっていてチャット欄が解放されてるので挑戦者にラジオのメール職人さんとかが入ってくるとチャット欄が盛り上がります。

さて、面白いのはここからです。
大抵、そういう”場”を作ると、攻略法を考えるってのがプレイヤー心理なんですよ。

本人(作者)の思惑を越して”フォーマットを攻略する”。これはクリエイターならわかると思うんですけれど、「そうきたか!」って感じで凄く面白いんです。製造業に携わっている人にとっては”副産物”みたいな。

そこで”ルール”のようなものが追加されて行ったり、見ている側も「そりゃルール違反だよ」みたいなものが生まれるんですよね(例えば、スト2で言うところの『待ちガイル』みたいな)

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僕もシステムエンジニアとしてシステムを構築しています。プログラムも設計しますし実際に書いてテストします。
そう言うプログラムを作ると、「データが溜まってくる事によって新しい面が見えてきた」ってのがあるんですよ。
バグ(不具合)とかではなくて、です。
本人の想定外のデータが集まって新しい使い方ができる。まぁ、ここ数年で言われている「ビッグデータ」みたいなものですかね?

これって凄い作者冥利に尽きる事なんですよ。正直。
プログラマ(システムエンジニア)にとっては、「データが集まってからが本番」みたいな点があるのは否めません。

自分で、”場”を提供して、色々な”攻略法”に対して、新たなルールを設定したり、別の”場”に繋げる。

これって凄い面白いしワクワクする事なんでみなさんも、もしアイデアがあれば作ってみたら良いよって話でした。

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