ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

ダークサイドにご注意を!

ダークサイドって言う言葉を初めて知ったのは『スターウォーズ』でした。
EP4〜6が最初に公開されると言う(当時はエピソード構成とか全然知りませんでした)不思議な映画。
とは言え真面目には観ておらずテレビでやるのを観ていたような記憶があります。
(僕の幼少期、父親に映画に連れてもらって観たのは『男はつらいよ』シリーズだけだったので)

その中の絶対悪として“ダース・ベイダー”さんが登場します。真っ黒なヘルメット被って真っ黒なマントに身を包んで「コーホーコーホー」言ってる人です。

Picture

絶対的ダークヒーロー:ダース・ベイダー

その中で”ダークサイド”と言う言葉が出てきます。暗黒面と言うものですね。

まぁ、ダークサイドに堕ちる事によって絶大な力を手に入れる訳です。
力というよりは権力・膨大な政治力を貰ったのでしょう(ダース・ベイダーさんは十分に強かったので)。

もうネタバレしても良いと思いますが、このダース・ベーダーさんこと、アナキン・スカイウォーカーさんはEP4-6の主人公であるルーク・スカイウォーカーさんのお父さんなんですよ。

なので本質を辿ると“壮大な親子喧嘩”ってジャンルになるかも知れません(エヴァもそうですね)

MookSW191216quote top thumb 720xauto 177938

スケールの大きい親子喧嘩

さて、この映画の世界では『フォース』がモノをいう世界で、ダース・ベーダーさんも昔はものすごいフォースの力を持つ正義の味方だったのですが、ある時から闇堕ちします。

つまり『ダークサイド(暗黒面)に堕ちてしまった』んですよね。

……さて、前置きはここまでにして誰にでも”ダークサイドに堕ちる”可能性があると言う事です。

「嘘言うな!僕は絶対にそういう風にはならない!僕は誰も傷つかない平和な世界を望んでる!」って思った人……。
ご安心下さい。十分に暗黒面に堕ちる資質を持ってます。特に正義感が強ければ強い人ほど……

なぜかと言うと、『人にやられて嫌な事』を他人にしないための行動が「(結果的に・無意識に・間接的に)別の人を傷つける」可能性があるからです。

戦争は『お互いの”正義”を主張するため』に行われるとも言われています。最近はお金が絡んだ“(裏でお金が動くのを目的とした)ビジネス戦争”が多いかも知れませんが、昔は『己の正義』を貫くために戦争が行われていたのは事実です。

例えば「パワハラ許さない!絶対に許さない!」と言う大義があったとしてもハラスメント系は「被害を受けた(と思った)」側が告発して初めて成立します。

なので、目的と手段を間違えるとその人も大義の元に他人を知らず知らずのうちに他の人を傷つけている可能性があるんですよね。
「そんなつもりではなかった」と言うのがハラスメントを行った側の大多数の意見です。
どれだけ気をつけててもハラスメントは『受け取り側』の気持ち次第なんです。これが難しい。

正義感とその原動力となる怒りの力が強ければ強いほど暗黒面に堕ちやすいのではないでしょうか?

「やられたらやり返す!」ならまだしも「倍返しだ!」ってなるとかなり厳しいかも知れません。倍返しを行うとその人だけでは無くてその周りの人にも影響が及ぶ事があります。そうすると、その人の人生もズタボロになります。「なんてことをしてくれたんだ……」って感情に変わる訳です。

正義の名の元に、悪いことした人は全員成敗されるべき!……なーんて世界になれば良いのかも知れませんがそれぞれの人には家庭があります。で、例えばそれで左遷させられたり職を失った人のご家族にとってみれば怒りの対象は変わるんですね。

僕自身、30歳になるかならないかの頃に上司のパワハラ(暴力では無くて言動・行動)にやられた口です。
当時被害を受けたのは僕だけでは無くて沢山いました。当時の某匿名掲示板に名指しで書かれるくらいの人です。

当時の僕ももちろん逆襲を考えてました。ハムラビ法典パターンですね。

でも、それが最終目的だと悲しすぎます。
そのパワハラを働いていた人が「ぎゃー!すいません。ごめんなさい、会社辞めます」となった時に自分に何が残るか?……

なので僕は力を貯めることにしました。
仕事上、出来る限り頭を使って実際に手を動かして色んな経験を経て色々な人と出会って……。

理論的に彼に負けないスキルを身につける事にしました。これは(同業他社ですが)転職しても生きていけると言う自信につながります。

ある時、プロジェクトのトラブルで僕に支援要請が来ました。依頼主は僕をパワハラした当人です。
表面上、別に喧嘩は売りませんが僕は思いました。「来たか…」と。
結果、このトラブルは無事収めることが出来ました。
畑外(税理)だったので、毎日税理士さんと会議しました。
もちろん議題の内容はネットで検索して自分なりの答えを作って臨みました。

さて、そろそろ上期が終わるので自己評価をするシーズンが来ました。
それをみて部署が僕を評価するか?
ただの便利屋か、きちんと評価してくれるか?

”行き過ぎた正義はもはや暴力”

ちょっと考えていただけれると幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です