僕はアナログ時代からデジタル時代に変わっていくさまをリアルタイムで経験できた稀有な世代である。
ファミコンが発売される前から生きているし、Switchが売っている時代も生きている。
なので、どちらの良さも悪さも知っている上で日々暮らしている。どちらが良いか?と言うのは人によるのでなかなか難しい。
批判・否定をするのは両方を経験していないとどうしてもバイアスがかかりがちである。
さて、そろそろデジタルネイティブ世代が成人する時代を迎えた。
生まれながらにしてインターネットが存在していた子供達が社会に入ってきている時代である。
彼ら(彼女ら)は、スマホ・サブスク前提で日々暮らしている。
学校に入学したり、会社に入ったらまずはLINEグループを作るような時代らしい。
ただ、ちょっと考えて欲しい。
必ず停電やインターネットの大規模障害は起きるのだ。
数時間、長くても数日程度であろうと思うが、その時に驚くほど自分がインターネットに依存している事に気がつく事になるだろう。
まず、電話ができない。
デジタルネイティブの人は、LINEも使って電話することが多いであろう。会社ならTeamsなどの音声通話だ。
もちろん、LINEはインターネット前提のアプリなのでそれが使えないと電話番号を知らないと会話できない。
なので本当に大事な人の電話番号は聞いておいた方が良い。教えてくれないのならそこまでの仲だと思った方が良い。
インターネットが繋がらなくても電話は出来る。
サブスク系も全滅なので音楽も聴けないし、Netflixとかも見れない。勿論YouTubeも見られない。
リモートワークはインターネット前提なのでメールも使えない。何が起こっているかの情報共有が驚くほど出来ない。
そう言う時に、どのような生き方をするか?
もちろん、家でテレビを見ながら酒飲んでダラーっとしても良いし散歩しても良い。インターネットが無くても過ごせる趣味や友人関係を今のうちに作っておく事をお勧めする。愛する人と一緒にゆっくり会話をするのも良いであろう。
幸いにも僕はサブスクはほとんど入っていないので音楽は自分のMacやスマホにデータとして入っているので音楽は聞ける。
テレビも持っているし、テレビ番組は結構録画しているのでそれを見ることも可能。
スポーツの趣味を持っていると良いと思う。
ジョギング、ゴルフ、サッカー、テニス、野球…。中には一人では出来ないものもあるので「リアルに電話で話せる知人」がいた方が良い。
僕はギターを弾いたり鍵盤を弾くので酒飲んで楽器を弾きながら過ごすことは可能だ。ギターに関しては電源がなくても音は出せるので停電になっても大丈夫である。
本や漫画が家にあれば読書も可能。
とにかく、一回で良いので「インターネットが使えない時」を考えておいてほしい。
パニックにならないように今のうちに……