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Macはステータスだった!

はじめに

家のパソコンで仕事をしない(と言うか、プライベートのPCでは情報漏洩などの観点で仕事ができない)と言う時代なってプライベートではMacしか使っておりません。

僕がMacを使っている理由は下記エントリに書いてありますので、お時間があれば是非。

僕がMacを使っている理由

まぁ、今となってはWindowsでもMacでもどちらでも良いよねって感じですし、拘りがあって使っていたとしてもそれを肯定も否定もしない感じです(昔から別に指摘しませんでしたが……)

個人的には、M1(M2……などのAppleシリコン)になってからのMacは本当に安定して動いていて非常に満足しています。

お笑いとMac

なんて言うんですかね、ジョブズがいた時代のApple製品って変な魔法というか不思議な力があったんですよ。
デザインも(たまに変なのもありましたが)先進的で、「コンピューターを使っている」というより、「Macを使っている!」と言う不思議な高揚感があったんですよね。

今よりももっと”Mac”にブランド力があった時、関東のお笑い芸人のエピソードにもWindowsと言う言葉はほとんど出てきませんが、Macと言うエピソードはいくつかありました。いくつか例に出してみます。

オークラが賭けに出たMac

“第三のバナナマン”とも呼ばれ、現在では関東コントのブレーンになっているオークラさんという人がいます。

元々、オークラさんは芸人だったのですけれど、自分の表現力の無さに芸人を引退して裏方に徹するようになります。

時をほぼ同じくしてバナナマンさんの才能に気づき自分を売り込んでいきます。その時に借金をして買ったのがMacだったそうです。当時のMacは本当に高価でしたし、実際にオークラさんはMacを使いこなすことはできなかったそうです。
でも、きっとMacを使えば、バナナマンの単独ライブのオープニング映像も作れるだろうし、幕間の映像も作れるだろうと思って、そのMacを武器に設楽さんに売り込みをかけます。
「僕と一緒に仕事をしたらオープニング映像とか作れます!」みたいな。

設楽さんは当時コンピュータに本当に疎くて「なら作ってよ」みたいな感じになってそこからオークラさんは必死にMacを勉強したそうです。
オークラさんが多分WindowsじゃなくてMacを選んだのは「きっとMacならクリエイティブな事ができるはず!」と思ったんでしょうね。根拠はないけれど、「きっとできるはず!」って思える製品って凄いと思います。

MacBookAirなら何かを作れると思ったアルピー平子

アルコアンドピースという芸人さんは僕が大好きな芸人さんで、特に深夜ラジオの『アルコアンドピースのオールナイトニッポン』は今でも深夜芸人ラジオの新しいフォーマットを作ったと信じております(作家である福田さんの原点だと思っています)

その中ではズバリ「平子のMac購入費用資金集め」という回を放送していますし、その後実際にMacBookAirを購入してラジオの中で”点灯式(初めて電源を入れる)”を行っております。

その中の会話でも「Apple製品売り場には値札がなくてびっくりした。もし値段とか聞いたら床がバタンと開いて下に落ちてWindowsのフロアに飛ばされてしまうかもしれない」とか、相方の酒井さんが「(何かで手に入れたシールを)平子さんのMacに貼ろうよ!」と言った時には「いやだよ!Windowsだったら貼ってもいいけれどMacBookはいや」と言い切っています。

その後、Macのおかげでいいコントが書けたのかはわかりませんが、当時平子さんはガラケーでポチポチとネタを書いてメールで相方に送っていたそうなので随分と楽になったのではないでしょうか?

もろに比較広告をしたラーメンズ

今では規制されている(はず)ですけれど、当時のCMでは他社製品を批判(比較)する事が日本でもできていました。基本的には海外では当たり前の風潮だったそうですが、当然AppleはWindowsとMacを比較するCMを打っていました。
このCM自体はちょっとダサい出来だったんですけれど、日本での放送で起用されたのは、当時の関東コントで突出した存在感を持っていた”ラーメンズ”でした。
当時から、2人組の芸人ってのは(実際はそういうわけではないですが)ブレインとポンコツみたいな分け方をされていて天才・小林賢太郎がMac、一般人・片桐仁がWindows担当だったような気がします。あ、片桐仁さん自体はものすごい器用で素晴らしい感性を持った人です。念の為。

ドヤMacみたいな言葉はWindowsでは生まれなかった

『ドヤMac』と言う言葉が流行った時代もありました。今はどうかわかりませんけれど、スタバでMacを使っていろんな事をしているのがクリエイティブと言うか、まぁ”ベンチャー系IT企業”とか”意識高い系”を揶揄する言葉だったんですよね。
当時のMacBookは天板のリンゴマークが光りましてね。別にこれは本体の性能には1mmも貢献していないんですけれど、暗闇でも目立つし何より「俺MacBook使ってますわ〜」と言う自己顕示にダイレクトに繋がっていたんですよね。

Apple logo backlit mac

スタバでドヤMacをしている人

今もステータスは続くか?

正直、ジョブズ亡き後の数年は「ジョブズの残り香」によって魔法は守られておりました。
まぁ、ムーアの法則を超えるほどのプロセッサの進歩と驚くべきAIの進化により、一定の金額を出せばWindowsでもMacでも性能はそんなに違いはないと思います。

特にAIに関しては自分が使っているパソコンで演算する訳ではなくブラウザなどを経由してサーバ側で行っているので、AIの性能が上がれば自分のパソコンを買い替えなくてもどんどんと便利になっていくと思います。

また、最近はそもそもパソコン(ノートパソコン)を使う場面が無くなってきています。実際にスマホだけあれば何も問題がないと言う人の方が多いのではないでしょうか?

そのため、先ほど書いた『ドヤMac』みたいな光景は今後減っていくのではないでしょうか?

ちょっと専門的な話になってしまいますが、これからはサーバサイドでの処理がメインになっていくような感じがしております。サーバサイドって言うのはブラウザとかアプリ側で「これやって!」と言う依頼を出すと、クラウドの上にあるスゲー高性能のコンピューター側が計算や処理をして、「終わったよー。こんな感じ」みたいに返してくれると言うものです。

ゲームとかは流石にそう言う風には出来ないのですけれど、それはプレステとかSwitchがあれば良いですからね。ゲームをやるためにパソコンを買うって言うのは一部の”プロゲーマー”だけになるのではないでしょうか?

また、スマホの性能もほぼ頭打ちとなっております。毎年iPhoneは発表されますが「カメラの性能が良くなった!」位しかトピックが無くなっていますしね。昔のように「おぉ、こんな機能が追加されるのか!これは買わなくては!」みたいな事はなくなり、「今回は見送りで良いね」と言う感じになっていると思います。第一凄く高いですからね。

終わりに

僕が生きている時代は、家庭に持つことができなかったコンピューターが『パーソナルコンピューター』として家庭でも持てるようになり始めた時代でした。
そして、ビル・ゲイツとスティーブ・ジョブズと言う2名のライバル会社が切磋琢磨してどんどんと進化していきました。そのスピードは凄かったです。

そして、インターネットの台頭。2chなどの匿名掲示板やmixiなどのSNSを黎明期から体験する事ができました。

そう言う時代を誘導したのがジョブズです。彼の先見の名は物凄かったと思います。(ただ、ジョブズはインターネットに関しては少々遅れをとったと思います)

これからはハードウェアを作る会社はそんなに出てこないと思います。もちろんジョブズみたいな人は出てくると思いますけれど、「あ、りんごのマークが付いている製品を使ってる!かっこいい!」みたいなブランドってなかなか出ないんだと思います。

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