ヒャダインと言うアーティストが居ます。作曲家としては前山田健一と言う名前でAKBやSMAP、東方神起などにも楽曲提供しています。
同じく、ももいろクローバーZと言うアーティストが居ます。2013-2014年現在、乗りに乗っているアイドルグループです。
この二組のアーティスト、売れるまで色々と苦労しています。実は親密な関係にあるのです。
ヒャダインはももいろクローバーZを無名時代から育てた恩師であります。
が、ももいろクローバーZもヒャダインも無名でした。
ヒャダインは音楽だけでなく、勉強とかも教えていたらしいです。本当にももクロの育ての親です。
ヒャダインこと前山田健一が得意とする曲は所謂、曲調がどんどん変わるジェットコースターソングと言われています。
「行くぜ!怪盗少女」「ミライボウル」など、初期のももクロのキラーチューンはほとんど、ヒャダインの曲です。
だが、これだけ有名になってしまったももいろクローバーZを成長させる為にマネージャサイドが考えた結論はヒャダイン色を消して行く事では無かったのではないでしょうか?
今、ももいろクローバーZは布袋寅泰さんに楽曲提供してもらったりして、よりフィールドを広めています。上手く行くかはまだ分かりませんが…
Perfume=中田ヤスタカみたいに
ももいろクローバーZ=ヒャダイン(前山田健一)になるのを恐れたのかもしれません。
でも、ももクロがここまでヒットするきっかけとしてはヒャダインの曲は必要不可欠だったのも事実です。
あと、ヒャダインはその後、自分でもセルフプロデュースを始めメディアに露出して行きます。
僕が思うにはヒャダインとしてメディアに出なければ良かったのでは?と思っています。
あくまでも前山田健一としてのソングライター。売れっ子作曲家として裏方で動くべきだったのではないでしょうか?
ヒャダインはニコニコ動画だけで今まで通りの活動をすべきだったと思います。
去年、ヒャダインの露出が多すぎてメディアに浪費された感があります。音楽番組だけでは無く「インテリ芸人」としてバラエティに出たりしていました。
今も前山田健一はアイドルに曲を提供しています。
ヒャダインも複雑な心境だと想いますが、ももクロプロデューサーと両方は選べません。
今は「ヒャダインに曲を書いてもらえて一人前」みたいに登竜門になっているのかもしれませんね。
あと、ヒャダインの作曲法はDTMをやっている人には理想の作り方なので、先生みたいな事をしてもらえると個人的に嬉しいです。
ももクロも好きですし、ヒャダインも好きです。
2014年、ももいろクローバーZは国立競技場でライブをするそうです。
まだ、人気絶頂でしょう。
ただ、3年後、どうなっているのかはわかりません。
秋元康率いるAKBグループだったり、
つんく♂率いるモーニング娘。とは違い、ももいろクローバーZには今、ヒャダインみたいなプロデューサーが不在です。
ももクロが今立たされているのは、爆発的な発展か、地道な継続。
なかなか難しいものです。
個人的にはヒャダインのももいろクローバーZがどこまで通用するかを見たかったですね。
新しいジャンルを開拓して、新しいファンが増えることは昔からの(ヒャダイン時代の)コアなファンとしては悲しいものがあったりします。
よくある、「インディーズの頃は手が届いたのにメジャーに行って遠い存在になった」と言うヤツです。
ヒャダイン色を出して週末アイドルで居て欲しかったんですよ。
アーティストにはならないで欲しいいと思っているのは僕だけではないと思うんですよね。
こればっかりはマネージメントサイドが考えている事でしょうが、ももクロ本人達はどう思っているのでしょうか…。