おぎやはぎが大好きです。ラジオは毎週聴いていますし、過去の販売されているネタ動画もほとんど見ています。
でも「どこが面白いの？」と聞かれると…すごく難しいんです。
フォーマットとしては”ツッコまない”形です。一応ですが、小木さんがボケですが、矢作さんはツッコミではなくて”訂正”と言っています。
“ここが面白い”と言うより、あんな適当な事や悪口ばっかり言ってネタもほとんど書かないのに芸能界で一定のポジションにいるし外車を何台も持っているけどなんでそんなにお金持っているの？っていう”存在”が面白いんじゃないかな？と。メタ的な観点ですが。
サラリーマン経験があるのと、自分たちがお笑いでてっぺんを取ろうって言う気持ちが全くない。ポリシーもない。でも知識と経験は他の芸人よりも豊富。…なのでお笑い芸人というかタモリさんタイプだと思っています。
ただタモリさんは1人で大御所（BIG3）なので訂正できる人が（あまり）いません。なので苦手な人はとことん苦手でしょう。（年齢を重ねると特にワガママっぽく見えてきたりしますよね。これは仕方がない事なんですけれど）
でも、おぎやはぎさんは2人なので「それは違うと思う」ってお互いにちゃんと普通に言えるんです。それこそ“訂正”ですね。
高校時代からの同級生だから成せる技というか…。このバランス感覚が凄いんでしょうね。
あとは2人の悪ノリでしょうか？
おぎやはぎの悪ノリは周りを巻き込まないんですよね。だからイジメっぽく見られないんだと思います。もちろん深夜ラジオとかで芸能人とかアイドルに対して偏見に満ちた悪口を言うことはあります。でもフォローしたり。多分、本心で嫌いなのではないだろうし、そもそもそこまで思い入れってないんだと思います。
出典）TBSラジオのページより
あと悪口とかのいわゆる”炎上発言”がネットニュースとかになっても「小木かぁ〜。じゃぁしょうがないな」みたいなポジションになってるってのはある意味すごいのではないでしょうか？
本当に、おぎやはぎっていうのは芸能界において不思議な存在ですね。おそらくもう芸能界を引退しても本人たちに未練はないのではないでしょうか？例えば、人力舎（おぎやはぎの所属事務所）の取締役とかになって表舞台から姿を消しても良いんじゃないかな？と。それこそサラリーマン経験やビジネスセンスは一般のサラリーマンレベルで持ってますからね。
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さて、同期と久々にサシで飲んだ時に、ふと僕が”おぎやはぎ”の名前を出したんです。そしたら同期が”どっちが好き？”って聞いてきましてね。即答で、”小木”と。同期も「だよなぁー。そうなんだよ」と。
これ、思うんですけれどおぎやはぎさんって矢作さんの世渡り能力がすごいから「矢作さんみたいになりたい！」ってのはあると思うんです。なので”おぎやはぎ”をあんまり知らない人は大抵”矢作さん”って言うのではないでしょうか？
でも、矢作さんは”頑張ればなれる”と思うんですよ。もちろん地頭や隠れた勉強、センス、運…たくさんなものが必要です。僕も矢作さんみたいになりたいです。
でもそれらを持ってしても”小木さん”にはなれないんです。
小木にはなれない（なりたくない）
例えば、おぎやはぎがやっている深夜ラジオ、「メガネびいき」におぎやはぎのどちらかの代役として出演できるとしたら、自分が小木さん役になって矢作さんと話すよりも、自分が矢作さん役になって小木さんの魅力を伝えたいんですよね。
不思議な存在。腹を抱えて笑うというよりも、ソフィスティケートな笑いって感じがします。
なので、「何が都会的なのか？」とか「何が洗練されてるの？」とかって思う人は多分、おぎやはぎさんの事が良くわからないんじゃないかぁ？と。
人を選ぶ笑いっていうのは”お笑い”としてはあまり好ましくないと思います。万人がわかる笑い。もちろん大事ですがその芸人の個性っていうものあるし…。
ただ、僕は「好きだなぁ」と思うのでした。
