2022年の10月からのクールのテレビドラマは本当に豊作でした。
個人的に仕事はかなり忙しかったですけれど、ドラマ(とサッカーW杯)に助けられたと言っても過言ではないくらいの豊作でしたね。
僕は『エルピス』ってドラマを見てましたが、会社の若い人は『silent』と言うドラマを見てた人が多かったみたいです。
これはTVドラマなので次を見たくても1週間待たないといけない訳です。
このもどかしさって今の若い人ってあんまり感じたことが無いのではないでしょうか?
ちなみに同時期にNetflixで出た『FirstLove』はイッキ見できるパターンの配信だった模様です。それも良いですよね。
(ちなみにサンプル数は少ないですが若い女性はsilentよりもFirstLoveの方が面白かったとの事)
また、最近はめっきり読まなくなってしまいましたけれど週刊連載のマンガとかも同じだと思います。今だとワンピースとかがそれに当たるかもしれませんね。
でもこれは『単行本が出てから読む派』や『完結してからまとめて一気に読む派』がいますが……。
でも、本質的に『物理的な時間を待つ』ってのは大事な事だと思います。我慢するのとは違うんですよ。スマホでゲームをやってて1日2時間と決めている場合の『物理的な時間を待つ』とは違うんですよね。その場合ってルールを破れば何時間でもゲームできてしまいますから。
次が気になっても見る手段が無いのです。海賊版や違法サイトを使っても流石にドラマの次回を見るのは不可能です。
なので、楽しみは増しますしこれに関しては番組制作に携わっていない限り、皆平等に同じ時間を待つ必要が発生する訳です。
平等な世界です。
ちなみに僕は終わるかどうかわかんないと言われていたエヴァンゲリオンの完結を24年間待ってましたからね。これは例外過ぎますが……
ドラマを見てて「続きが気になる〜」ってのは楽しいですし今なら(恐らくわざと)考察しやすい作りにしているドラマもあると思います。
そうするとシンプルに次週を待つ楽しみもありますし、考察サイトや考察動画を見る楽しみもあります。同じ回を何回も見る人だっているでしょう。
それらは個人個人の楽しみ方です。でも、次回を見るには『物理的に待つ』必要があるって点は変わりません。だから良いんだと思います。
僕の頃では当たり前の会話だったんですけれど朝出社して最初にする会話が「昨日のドラマみた?」だったと言うのが今の時代でもいい感じに復活してきているのかな?なんて。
特にまだ録画しただけで観てない人と観た人が会話する時はネタバレとかではなくて「重かった?」みたいな会話をしていたみたいです。(『silent』と言うドラマは結構重いテーマだったらしく回によってはちょいと重い回があったみたいなので…)
ちなみに僕がみていた『エルピス』は重すぎるテーマだったので「毎回体力持っていかれる」と表現していてました。
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さて、月曜日が嫌いな人って多いのでは無いでしょうか?「あぁ、また1週間(の仕事や学校)が始まる…」みたいな。
でも、月曜日の夜に見たいドラマがあれば月曜日であってもなんとなく頑張れると思うんです。もちろんドラマじゃなくてもバラエティーでもラジオでも何でも良いです。
万人に平等でありお金を払ってもどうしようもない世界、それの一つが”テレビドラマ”であって『物理的な時間を待つ』と言う貴重な経験を感じられる場なんだろうなぁ、って思います。