スマホやPCが売れなくなったと言うより…

毎年iPhoneの新作が発売されておりますし、Android製品も多数発売されています。
ただ、売上としては右肩下がりになっているのでは無いでしょうか？
勿論半導体不足だったり物価高による価格高騰も原因として挙げられるのかも知れないんですけれど正直言って性能・機能が『頭打ち』になっているのでは？と思っています。

僕自身、MacもiPhoneも毎年買換えして無いですし使ってて不満も特に無いです。特にApple Silicon（M系プロセッサ）になってからはその傾向は顕著でMac使っててApple Silicon積んでれば普段使いする分には全く問題ないです。

僕は簡単な動画作成や音楽作成もしますが、Intel Mac時代でメモリ不足が出ていた処理もM1のMac（それもメモリ8G）に変えてからは遭遇していません。

散々ネットとかでも言われていますが今のスマホってもうカメラ位しか特徴ないんですよね。

昔はRetinaディスプレイになる！とか4G(LTE)が使える！とかSuicaが取り込める！とかそう言う”買い換えたい動機”が明確だったと思うんです。
数年前からだとFaceIDが使えるよ！って機能でしょうか？（折悪くコロナ禍のマスク生活に突入してしまった為イマイチ革命的な感じは受けませんでしたが…）

あと新OSも「おお！ついにこの機能が！」と言った特徴はあまり感じていません。ただAI機能は地味に成長していますので、写真から対象物だけを切り抜く機能だったり写真の中の文字を認識してコピペ出来るようになったり…そう言う恩恵はあるんですけれどそれらの機能も使いこなしている人は少ないように見えます。

また、ガジェット系YouTuber（特にAndroid）も結局はベンチマークスコアの紹介で「凄い値を叩き出した！」みたいな部分でしかAndroidの差別化ができていない様な気がしています。あとはAndroidのUIの話くらいですかね？（ランチャーというのでしょうか？）

Apple Siliconに関してもM1,M3,M5みたいな感じは挑戦で、M2,M4,M6みたいなのは挑戦に対する安定化、MaxとかUltraは「ガチればここまでいけるぜ！」って感じの位置付けになるのでは？と思っています。なので次にMacを買い替える機会があるとすればM3を積んだMac miniになるのかな？なんて思ってたりします。

結局最新機種を買ってもSNSだけならあまり違いないと思いますし、最新のスマホゲーム（『原神』とか処理能力使いそうなやつ）をする以外にはあまり恩恵は無いのかもしれませんね。
ただ、考えられるのはプロセッサーが高性能になる事でVtuberには安心の環境になるのかも知れません。自分の動きをキャプチャリングしてアニメなどのキャラに投影させてボイスチェンジして発声させるVtuberのシステムはかなり高スペックで安定していないといきなり”素顔のおっさん”とかが出てきたりして怖いですものね。
（実際に、ある女性が加工アプリを使いながらライブ配信していた所、突然加工が切れてしまい本来の顔で映ってしまうという事故（？）があったそうです）

今年(2023年)のWWDCでアップルはVision Proと言う次世代ガジェットを発表しました。もうスマホは「バッテリーがへたってきたり故障したら買い替えるか？」みたいな感じになっているのでは？と思っています。
逆を言うとスマホがそれだけコモディティー化（日用品みたいな感じ）したとも言えると思います。

Appleがみせる次の世界？

タイトルに戻ると『売れなくなった』と言うよりも『買い替える必要性が低くなっている』と言う意味で、無くなってしまう可能性があるガジェットというフェーズを超えたのではないかな？と。
その上で供給過多の状態が発生しているから「売り上げが落ちている」と言うふうに取られてしまうのでしょうね。
僕もだいぶ前は銀座のApple Storeで徹夜してiPhoneを買う『祭り』に参加したことがありますが、もうそんな感じでは無いのでしょう。

激闘24時間！iPhone5s入手体験記！

必要に迫られて家電製品（冷蔵庫や洗濯機）を買い替える場面に「そういえば今はどんな性能でいくらくらいなんだろ？」と調べる事ってあると思いますが、スマホやPCもその状態になったんでしょうね。

初代iPhoneは2007年に発売されたそうです。それから20年も経たずに世界中の人が当たり前に使うようなデバイス（勿論Androidも混みで考えてますが）を生み出したジョブズってやっぱりすげーなとふと思ってしまいました。

（日本での発売日の匿名掲示板には”使えない”とか”ただの文鎮”とか貶されていましたからね）