ソニーのパソコン「VAIO」の事業が売却で交渉中とのニュースが入りました。
VAIOと言えば、IBMのThinkPadと同じように、ブランドをもつパソコンであったと思います。特に日本では、VAIOと言うのはブランドだったのです。(パナソニックのLet’s NOTEもありますが、あくまでブランド名としてのVAIOです。)
僕が思うに、「ソニーのVAIO」と言うのはちゃんとしたブランドとしての日本で唯一のブランドでは無いでしょうか?
少々悲しくもありますね。
僕がVAIOと出会ったのは「505」と言うマシンです。
今考えるとスペックがきついですが、当時はパソコンらしからぬ色使いで、とにかく、薄く、小さかったのです。プロジェクトルームでこのパソコンを使っている人は、羨望の眼差しで見ていたものです。
その後も、VAIOはガジェットマニアご用達の名機を出します。「C1」って奴ですね。
これは本当に欲しかったですね。当時のVHSのサイズ位でパソコン。今でいうモバイルPCですね。さらに、画素数はあれですが、カメラを付けていたのも先進的だったです。
プロジェクトルームの先輩がこれを持っていましてね。「いやー、いいなぁ。俺も欲しいなぁ。」と思ったものです。
そして、僕もType Tと言うのを買いました。まだまだノートパソコンも高かった時代です。
ディスプレイ部分が凄く薄くて、なんていうか持っていて楽しい機種でした。
僕自身、VAIOを買ったのは「Type T」だけですが、VAIOってのは日本の、ソニーの尖っているマシンとして君臨していたのです。
最後に僕が知ったのは、「C1」の最終後継機、「P」ですかね。
あの「VHSカセットテープ」サイズ!(今の人はVHSカセットを知っているか判りませんが。)
これも、「モバイル用のは欲しいかなぁー」なんて思った物です。
パナソニックのLet’s noteは「R」シリーズを除いて、基本的にこういう小さく尖ったモデルは出してないです。僕個人は最近はMacなので、仕事以外でPCはあまり興味ないですが、もっと攻めてもいいんじゃないか?と思ったりします。
今、タブレットの売上と反比例してPCが売れていないのでは無いでしょうか?
あとパソコンは各家庭に行き渡ってしまったので、毎年買い替えるようなヘビーユーザ以外には、そうそう売れませんよね。
僕はThinkPadがIBMブランドでなくなった時はかなり悲しかったです。(あの時代のキーボードが良かったです。)
悲しくもありますが、パソコンのコンシューマー化、コモディティ化に伴ってこういうのも時代の流れなのかもしれません。
どんどん、パイは減っていってます。
持ち運びはタブレットでOKな時代になるでしょう。
これも、また時代の流れなんですね。
悲しいニュースではありますが、これからの進化の過程にいると思うようにしましょう。
では。