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もっと心にプロレスを

ミュージシャンの岡崎体育さんが1000円カットで見せた写真と全く別の結果になってしまった!という記事をSNSに投稿して軽く炎上しておりました。個人的にはこの件に関しては特定のお店も指してないしそもそも「こんなふうにしてください」の元になっているモデルの髪の量も長さも無いのでネタは確定だと思っています。
ただ『1000円カット』と書いてしまったのが「普通の美容院ならちゃんと似た髪型になったかも!1000円カットをバカにしている!!」と思われたのかも知れませんね。
……まぁ1000円カットでなくともどんな美容師さんがカットしてもモデルみたいな髪型にはならないのでネタだと思うんですけれど。

炎上目的とかならアレですけれど軽いバズネタってのはそんなに咎められなくても良いんじゃないかな?って。
本人としては『誰も損しない自分の体を使ったお笑い』みたいな位置付けだったのでは無いでしょうか?

さて、プロレスって言葉があります。
プロレスリングの略ですね。プロがあるのでアマもあります。アマレスことアマレスリング。
プロレスはアントニオ猪木さんとかジャイアント馬場さんとかがやっていたレスリングでヒール(グレートムタさんや大仁田厚さん)とかが明確な格闘技。時間ギリギリに何故か勝負が付く不思議な格闘技でちゃんと当時から男女平等の元”女子プロ”もありました。

Sports pro wrestler mask

プロレスは台本ありきのエンターテイメントとしての格闘技だと思ってます。ただもちろんエンターテイメントとして成立させるためにレスラーはちゃんとそれぞれキチンと鍛えております。ヨボヨボの身体では駄目。ちゃんとショーを成立できる身体と技術があるからこそ出来るんですよね。

そう言う意味ではガチで勝ちを狙いに行ってるオリンピックやワールドカップとは一線を成すスポーツ(?)です。
(ちなみにアマレスはガチ競技の方です)

なんて言うか昭和の時代にプロレスを見ていた視聴者としては「言わずともわかるがな」が通用した時代なんですよね。

最近の人ってその“プロレス精神“を真面目に受け取りすぎて、内容に対して真剣に考えすぎて過剰に叩きすぎてるんじゃ無いかな?と。
「だってこうやって言ったじゃ無いか!」とか「この記事にこう書いてあるぞ!」とか……それを間に受けると疲れますよ。
(勿論、ビジネスに関しての議事録や発言に対して意見を言うのは当たり前です。ここはそれ以外の部分としてです。自分の生活に全く関係ない芸能とかの話題に対して突っ込むのは疲れますよと言う意味です)

例えばダチョウ倶楽部さんの「押すなよ!」は「押せ!」って意味ですからね、あれが”お約束”。
それを「『押すな!』って言ってるのに熱湯風呂に無理やり落として可哀想!イジメだ!」って思ってしまう人が多くなっちゃったのかなぁーと。
そうなっちゃうと芸人の面白さが削がれてしまうんです。

プロレスっていうのはお金が絡むような”八百長”と言うよりも全員で作り上げる”エンターテイメントショー”なんですよ。それぞれが自分の役割を理解してそれに対して全力で取り組む。だからプロレスって面白かったんだと思います。時にはレスラーだけでなくレフリーや解説まで“演者“です。

なのでたまにニュースやエンターテイメントの話題に対して色々な人が意見をしているのを見ると「これはプロレスだな」と思う場面もあります。政治の話題やセンシティブな話題に対するプロレスは良くありませんが、『ここでこう言えば面白くなる』みたいな会話のラリーを楽しむのもプロレスです。そう言う意味ではワイドショーでのおぎやはぎの小木さんは優秀なプロレスラー(それもヒール)だと思いますね。
(小木さんは特に思想が強くないので、バイキングと言う番組の曜日コメンテーターだった場合は事前に司会の坂上忍さんに『今日はどっち叩けば良いですかね?』と聞いていたそうです)

文脈を読む…とか、まぁ『切り抜き記事』が増えてきている時代なのでなかなか難しいかも知れませんが「流石にネタだろ」とかは思える様になった方が良いんじゃ無いかな〜と。その方が人生楽ですよ。

最後に今では”論破王”として有名になったひろゆきさんが匿名掲示板を使う上での心得としてあげた有名な画像でこのエントリを終わらせたいと思います。

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