“自称“お金持ちの人が書く自己啓発本によくあるのが「お金は貯めるだけじゃダメ。使えば使うほど増える。そう言うもの」みたいな事が多いと思います。
タンス貯金とか守銭奴と呼ばれる人に対して「全く使わないでお金を貯めるのも悪く無いけどそれだけじゃダメだよ」ってものですね。
でもそう言う「お金は使ってナンボ」ってどれだけお金があっても適性がないとあんまり上手く行かないと思っております。
万が一、僕が宝くじとかで数億円いきなり入ったりとか競馬で万馬券とか当てて大金持ちになっても誰にも言わないと思います。少なくとも納税するまでは。そこから自分を産んでくれた両親位ですかね。
お世話になった友人には「ボーナスが沢山入った!」位の表現にすると思います。
イヤミな言い方をしますが、
・お金があればある程度の幸せは買える
・幸せはお金にならない
と言う現実です。不可逆なんです。
もちろん「幸せだったら貧乏でも良いよねー」と言うパーフェクトアンサーもありますがなかなか難しいものでもありますよね。
なんかそう言うのをふと考えていた時に社会人になりたての頃にゲームセンターのメダルゲームで遊んでいた事を思い出しました。スマホどころか携帯もなくパソコンでもインターネットが日本では黎明期の頃、社会人だけれどそんなにお金はありませんでした。とは言え友人と飲みに行くのは問題ない(くらいの金銭感覚)のですが休日の昼間に集合して「こんな時間から飲むのもアレだし何して時間を潰そうか…」なんてみんなで考えていた時代。
そう言う時僕たちはよくゲームセンターに行っておりました。目的は様々。僕は主にクイズゲームをやっていました。1回100円だったような気がします。僕含め数人でクイズゲームをやっていると1,000円位あるとクリアできるんです。雑学も沢山入手できましたしね。
ROUND1とかが出来る前の時代としては結構面白い時間潰しだったように思います。車やバイクのレースゲームをやっていた人もいましたね。
そんな中、他の友人がメダルゲームとかをやっていたりして、まぁチマチマやっているみたいなんですけれどそろそろ飲み屋にでも行こうか?って言う時間になった時は結構な数のメダルになっており「せっかくだから競馬ゲームでぱーっとメダル使おうぜ!」みたいな事によくなったんですよ。
こんな感じでチマチマと…
ゲームセンターのメダルゲームのメダルはパチスロでは無いので持っているメダルをお金や景品にする事はできません。貯メダルは当時からあったような気がしますが初めて行くような飲み屋の近くのゲーセンなので次にいつ来るか分からない。なら全ベットじゃい!みたいな感じでの競馬ゲーム。勿論オッズなんて見ません。適当にコインを入れて適当にベットボタンを連打。
すると結構な穴で当たったりして一気にメダルが増えたりするんですよ。でもどれだけ持っていてもしょうがない。「何とか減らすぞ!」と全員でどんどん適当にベットしていきますが無欲の勝利とでも申しましょうか…当たるんですよ。
結局、飲み会の時間になり絶対に当たらなさそうなところに全ベットして「はいはいおしまい、おしまい」みたいな感じで終了させていたんですけれどこの感覚が「使えば使うほど増える」感覚と似た感じがしましてね。
ぬぉー勝負じゃい!
もちろん高額のお金が手に入った結果、高級時計買いまくり!高級外車乗りまくり!高級マンションに住んで高級外食!「俺が金を使って経済を回してるんだぜ!!」みたいな感覚ではお金は増えないと思います(と、言うか数年後に一文無しみたいになる人も多いですよね)が投資とかに回してみると案外増えたりするかもしれないのかなぁ?なんて思ってしまいました。
何かで読んだのですが真の金持ちは派手なお金の使い方をしないで、堅実・実直に使っていく傾向があるそうです。なので市場にお金が回らない。
でも、ある日突然大金を手に入れた“成金“さんはそう言う考えをしないそうです。とにかく欲にまみれ、金で買えるものを買いまくるそうです。自称『経済を回す』ってやつですね。でもその大金ゲットはほとんど来ないので定期的に大金は入って来ず、生活レベルを落とす事もできずやはり一瞬でお金を使い果たしてしまうようです。なので都市伝説がわかりませんが宝くじで高額当選した人は銀行に呼ばれ「その日から読む本(知らない友人からのお金の無心が増える、謎の団体から寄付を要求されるなど…が買いてある本)」なるものを渡されるとか…もらった金額を一年で使い果たしてしまった人の、事例として見知らぬ知人や怪しげな宗教団体が手間ごねひいてやってくるそうです。実に怖いですね。
個人的にはローリスクでお金を稼ぐ方法は体を動かして真面目に働く!です。
他はハイリスクハイリターン系が多いですしね。
ちなみにこのエントリーを書くにあたり20代前半のメダルゲームのエピソードを思い出していた所、その土地のヤンキーさんにカツアゲされかけた事を思い出しました。結局事無きを得ましたが怖かったなー。