山里亮太さんの深夜ラジオ『不毛な議論』を聞いていた時のことです。
基本的に山里亮太さんのラジオの原動力は“妬み嫉み僻み辛み“なのですが今回聴いていた回では奥様である蒼井優さんの名前を出したフェイクニュースについて触れておりました。オチとしては「何を言っても信じてもらえない俺が言うのも説得力ないけどね」みたいな感じだったのですが「どうせフェイクニュースをだすなら明るいフェイクニュースにしようよ」と言うメールテーマにしておりました。
蒼井優さんの件はその他数名の芸能人を含めある特定の政党を支援すると言うフェイクニュースの事を指しており作成者曰く「生成AIに記事を書かせてチェックせずに公開してしまった。申し訳ない」と該当の記事を削除した上で謝罪していたようですが「削除はされたかもしれないけれど公開していた時のPVでそのニュースの作者にお金が入るのではないか?」と言う事でなかなか憤りを感じていたようです。
これに関しては完全に同意です。所謂”永久アカウントBAN(凍結)”の処置して収益化を剥奪するとかあれば良いと思うのですが真相は不明です。
それにしても今回の件は生成AIの悪い部分が周知される前に広まってしまった形だと思います。
本来新しいテクノロジーは“戦争“のために作られ“エロ“によって広まり定着し、そこから発展すると言われていました。
昔を辿るとVHSと言うビデオテープが一般家庭に普及する過程で『エロVHS(セクシービデオ)』が作成され大人がそれを見るために次々とビデオデッキを購入し、結果「テレビ番組が録画できる!」と言う名目でVHSは発展しました。
当時ビデオデッキは高価なもので気軽に買えるものでは無かったのですがこの普及により大量生産によるコストダウンとVHSテープの大量販売により一般家庭に普及できるようになったと言われております。
また、インターネット(もっと辿るとTCP/IP)も元々は軍事目的で作られたものだと言われています。コンピュータも元々は爆弾の弾道計算に作られたとも言われてますし……なかなか皮肉な物です。
個人的には生成AIは「AIが仕事を奪う」前に“エロ“によって「あなた好みのエロ動画を作れます」と言う方向で発展した方が良かったと思います。生成AIによるエロ画像はすでに作られて『不気味の谷』を超えていると言われています。
これにより性被害者が減れば良いと思っていたのですが、日本では総理大臣のフェイク動画が作られたり今回の政治的な記事が書かれたりと「生成AIは危険!」と言うイメージが強くついてしまった感じがあります。
あと、現時点でAIは平気で嘘をつきます。色々と試してみましたがやはり現段階では“使い方“を知っている人が優位に立てると思ってます。生成AIが出した結果に対して「それは違います」と問うと別の回答を出してくれます。
結果的に嘘か誠かを知っている人はうまく使いこなせると思いますし、そう言う先人が「あなた(AI)の答えは嘘」と教える事で生成AIは成長します。将来的に生成AIの回答の精度は上がるかもしれませんが、今現在生成AIに騙されている人は精度の低い答えを信じて身を滅ぼすかも知れません。なかなか皮肉かも知れませんがそう言う“世代“なのかもしれませんね。
BingAIさんが予想するドーナッツ方位の中の人は意外だった!(again)
「嘘を嘘と見破れる人しかインターネットを使ってはいけない」はもはや古典になるような言葉(ネットミーム?)ですが今となってより現実味を帯びているような気がします。
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前置きが長くなりましたが(と言うかほとんど前置きで終わってしまいますが)、『明るいフェイクニュース』を人力で書いているサイトもあります。
その名を『虚構新聞』と言います。
皮肉を交えた嘘の記事を書くページで、その記事の内容が後日本当になってしまった場合には謝罪文をだす徹底ぶり。
Twitterとかで変な記事が流れてくると「あぁ、虚構(新聞)か」とリプライがついていた時代。その頃の方が嘘と現実を見極められていたのかもしれませんね。
生成AIは便利に生きるために使うものです。自分が楽するために使うものです。
と言うことで生成AIが作った結果を信じるか信じないかはあなた次第!…と言うベタな言葉で締めさせていただきます。