スマホが出る前、ガラケーでも写真は撮れたけど画質が絶望的な時代がありました。
ちなみにスマホで写真を撮る事を「写メ撮らせて!」と言う人がいるのは、当時ガラケーにカメラが付いた時に撮った写真をメールで送っていたので『写真メール』が”写メ”に短縮された言葉です。メールなんてもう送る人ほとんど居ないのに……。
さて、そんな時に我々はどうしていたか?と言うと当時はほとんど全てのコンビニに『写ルンです』って使い捨てカメラが売ってましてそれで撮影してました。1000円から2000円位だったような気がします。
『写ルンです』ってのはフィルムカメラでしてその場で結果は見られません。カメラ屋さんに持っていって現像にだして数日待って初めて出来上がりがわかる……そう言う時代でした(使い捨てなのでフィルム以外の本体は戻ってきません)。
さらにフィルムカメラなので枚数制限もあります。限られた枚数で何の写真を撮るか?と言うのも不便ですが醍醐味でしたね。
その後に僕はデジカメを買いました。
当時のデジカメはいい感じのものを買おうとすると10万円以上と言う値段でした。今でも高級な奴はそう言う価格帯だと思います。(安いデジカメはスマホに駆逐されて無くなってる気がします)
当時、カッコイイ写真に憧れてた時、僕は写真に『ボケ』を求めてたんですよね。『ボケ』とは被写体にピントが合ってそれ以外がぼやけて写ると言うものです。
今のスマホだとポートレートモードがそれにあたります。
当時は「この『ボケ』こそが写真だ!」なんて思ってた時もありました。
ちなみにデジカメは当時は単焦点レンズのカメラが好きで、僕はリコーのGRと言うカメラを使ってました。(GR DIGITAL Ⅲ位の時期だったと思います)
僕が持っていたGR
当時(30歳くらい)から散歩が好きだったのでカメラを持って本当にブラブラ歩いて適当に撮ってました。前に住んでた稲田堤とか、あと友人と行った恵比寿ガーデンプレイスとか当時お付き合いしてた女性と新宿御苑に行ったりした時も撮ったなぁ…。
そう、当時外出する時はガラケーとデジカメ(と財布とか)を持って出掛けたものです。
なんの繋がりが忘れてしまいましたが「デジカメ同士の集まり」みたいなのに参加してみんなで横浜を散歩して中華街にある古いけど美味しい料理屋で打ち上げした思い出があります。本当になんの集まりだったんだろ…ちょっと思い出せません。mixiかなぁ?
その後、iPhone4Sあたりからスマホのカメラでも十分に写真が撮れるようになりそうなると荷物は少ない方が良い……と、デジカメを持ち歩かなくなりました。
iPhone 4Sで撮影
今のスマホはカメラの性能が良くなってまして、自動補正がかかるので被写体にピントさえ合っていれば綺麗な作品が簡単に撮れます。
昔のフィルムカメラは現像するまでどんな感じになってるか分かりませんでしたからハラハラしたものです。
デジタルカメラもディスプレイはそんなに大きくなかったのでその場で確認するのはなかなか難しかった記憶があります。
デジカメも家に持って帰ってきてからパソコンに読み込ませ「うわぁーピンボケだー」とかありましたからね。旅行とかなら撮り直しに行くのも一苦労ですからね。
なんでこんな事を思い出したのか?……と言うのも忘れてしまいましたが「ちゃんとした写真」を撮りに目的地に向かうってのも良いかもな……なんて思った次第です。