世の中からエロがどんどん排除されている気がします。
昔はコンビニの書籍コーナーの端にはひっそりとエロ雑誌コーナーがあり、そこのコーナーにずっと立って長考している人は「極めちゃった人」だと思っていたものです。(恥ずかしいので)
ビデオやDVDなどの媒体もネットの世界になり一気に消滅の道へ…。「ここはなんかエロそうな本屋だな…」と言うお店も軒並み閉店となっている気がします。
とは言え、人間の3大欲は
・食欲
・性欲
・睡眠欲
です。
それがあった上での別の金欲・物欲・独占欲などの『欲』。
性欲がないとその動物は衰退してしまいますのでやはり必要なものだと思っております。
しかしながらちょっとでも性的表現(それも女性に対する)のある画像などがポスターや雑誌の表紙に使われると『性的表現許さないマン(ウーマン)』がむらがってきて、無事炎上な世の中であるのも事実。
でもそんな事で規制をかけまくったら世の中の”表面”からは性的なモノは消えるかも知れませんが、(欲求不満に対する解消策がないと違法に走る可能性があるので)性犯罪は増えてしまうような気がします。
ここでどういうものが、そういう『性的表現許さないマン(ウーマン)』の対象になるのでしょうか?
ちょっと考えてみました。
よく考えたら秋葉原の同人誌の店は引き続き経営しておりますし、そういう動画などは配信されると思います。
ようは、『これはエロいものだ。』と言う共通認識があればオーケーなのでは?と言うことです。
また、“性的表現許さない=嫌悪感”としたときに、何を持って嫌悪感をキャッチするのか?
それは『違和感』なのではないか?と思っております。
簡潔に言うと、普段、日常生活を行っている中でふと「なぜこう言うモノ(や媒体)で性的な表現が出てくるのだ?」と言う違和感を感じた時に嫌悪感が発生し、「許さない!!」と言う感情になってしまうのでは?と言うことです。
例えば、日経新聞の広告にグラマーな水着女性が「日経新聞、購読してね」と言うセリフと共に映っていると違和感発生です。
積立てNiSAの宣伝とかに人気の美人女優が出てきて「一緒に積立てして、10年後にワタシといいことしましょ?」って言うのもアウトだと思います(これはJARO行きかも知れません)
ぶっちゃけ、男性としてはananの恒例”SEX特集”だって、半分エロ本だと思ってるから誰も叩かないんですよね。言っても無駄、というか。
週刊大衆とか週刊実話とかも現存していますからね。週刊SPA!は久々に見るとアングラ度がぐんとアップしており「うーむ、こういう雑誌には誰もクレームをあげないのだな…」なんて思ってしまいました。
いわば健全なエロ。
昨今、その”健全なエロ”までも排除の方向に向かっているのではないか?と思いまして。
エロに満ちあふれる世界は別に望んでいないんですけれど(深夜)時間や(物理的な)場所などでそういうものは残って欲しいなぁ〜と。
僕が10代の頃は、”ホットドッグプレス”とかのライトエロ本(エロ指導書)が売ってましたし…別にそれに対する批判もなかったと思います。
エッチな本を買いに行くには勇気がいりましたしなかなかにスリリングな経験をしていました。
深夜0時過ぎ、子供が寝た後の深夜のバラエティーでは結構セクシーな企画やコーナーもあったんですよね。
本件に限らずなんでも行き過ぎは良くないです、良い塩梅を模索するって言う動きになると良いのですが。