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テレビはどうなるのか?

日本企業の経営が伸び悩んでいます。円安なので輸出産業は景気が良いですが、そうでない企業(特に原材料を輸入する会社)はなかなか辛い状況であるのではないでしょうか?
円高円安ってバランスが大事ですからね。実に難しいです。

さて、利益は横ばいの会社でもこの利益がいつまで続くかわからないと言う時代です。昔のようにイケイケドンドンと言うわけには行かなくなっています。バブル時代はちょっと異常すぎたように思いますが、平成後期あたりから昔みたいな感覚で経費を使える時代ではなくなっているような気がします。もうちょっと前までは理由が少し緩くてもタクシー券とか貰えてたんですけれど今はそういうのは無いみたいです。

と言うわけで、賃金を下げるわけにもいかず原材料は高騰していると削るべきは間接費になってきます。その中でも特に販管費(販売管理費)が予算削減の対象だと思います。ガンガンと広告宣伝費を使えないので、テレビにCMを打ちにくいのが現状です。
(トヨタは輸出産業なので、売上高と利益がとんでもない事になっています。なので”トヨタイムス”とかがんがんCMをだしていますね)

今のテレビはSNS時代と相まって炎上しやすい性質を持っていると思うので安易にスポンサーとなるとその番組が炎上すると、スポンサーとして不買運動になるリスクも抱えているという無理ゲー状態。

さて、テレビ局(民放)の主な収入源はCMからくるモノです。

Company television

企業の宣伝広告費が縮小傾向にあるのに、テレビと広告代理店が今までのように殿様商売をやっていればテレビと言うメディアはやはり縮小傾向になるのではないでしょうか?…と言うかバブル時代の感覚を忘れられない人が今幹部とかになっていると現場が何を言っても殿様商売がやめられないのが実態なのかもしれないですね。

Tv producer

ザギンでチャンネーとシースーな人

ラジオはその逆で昔から単価が安いのか深夜ラジオに結構CMを打ったりしていますし、ラジオ局自体も面白いラジオを続けるために色々な策を練っている動きにあります。本当に当時のラジオマンが「こんなに面白いのに番組を打ち切りにしないといけないのか……」と言う悔しさから番組を続ける為の収益モデルを色々と検討して実現しているのでそう言う意味では成長傾向にあるかもしれませんね。(ファンクラブやライブイベントなど)

ネット広告に関しては中国資本がとんでもない幅を利かせているような気がしています。詐欺のようなゲーム(詐欺というか、ミニゲームを広告に出して実態は全然違うゲーム)に有名な芸人さんなどを使っているケースもありますよね。
流石にゴールデンタイムに中国資本のCMが流れることはないと思っていたのですが、番組内広告(CMのテイを取らずに番組内で宣伝をする)でTemu(あり得ない金額で色々なものを売る中国のECサイト。クレカ情報を抜き取るのが目的とも言われています)が取り上げられるケースも増えてきています。

それに加えてサブスク型のネット番組が増えているのもテレビとしては辛いところでしょう。Amazon Prime、Netflix等々ですね。こちらはCM料ではなく加入者数の月額費用が売上に直結するのでユーザが増えるとシンプルに番組に予算をかけられるようになります。プラスして、タダで見れるテレビではなくてお金を払わないと見れない仕組みなので比較的炎上しにくいと思います(炎上する時は世界的に炎上しますが…)
まさに「嫌なら見るな」をすることが出来るんですよね。何曜日の何時にテレビの前にいなくとも、配信が始まれば自分の好きなタイミング・場所で見ることが可能ってのは令和の時代のスタンダードなんだろうと思います。

でも、僕はやっぱりテレビが好きです。朝起きて決まったチャンネルをつけて「あ、このコーナーということはそろそろ家を出なくては」みたいなルーティーンを作ることが出来るのも良いですし、やっぱり家族で一緒に同じものを見るってのは良いと思うんですよね(教育上悪いシーンがあっても親は「あんたはこんなバカなことするんじゃないよ。これはテレビだから許されるの。普通にやったら捕まるよ」と諭すことが出来ますし)
家族でなくても、ライブビューイングと言うのは同じ時間にみんなで観るというイベントとしてちゃんと成立していますし、「うわー生放送でそれやるかー!すげー!!」みたいなのもテレビの醍醐味なんですよね。

Ochanoma smile

番組制作者だって子供の頃に見た尖った番組をテレビでやりたいのかも知れないですし、子供の頃、テレビのせいで(イジメなど)苦しい思いした人が、若い世代に同じ思いをさせたくないからTVマンになったのかも知れないですよね。
ただ、少なくとも現代でも尖った番組は存在するのは事実なのでなんて言うかレギュレーションギリギリを攻めるってのもテレビの手法になっているのかもしれません。

いいスポンサーがつけば番組予算を注ぎ込める。それを行うのが広告代理店の努めだと思うのですけれど、いつの間にか慢心が過ぎるようになっていませんか??

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