独身生活が長い。まぁ結婚した経験がないのでそりゃそーだって話なのだが(寮生活とか同棲をした時期はある)
独身生活で困るのが食事。自炊というのが定番だが、独身生活の自炊は逆にコスパが悪い面もある。買った食材を消費期限に合わせて調理していくと同じメニューになりがちなのである。「今日もカレーだな」みたいな。
カップラーメンなどは非常食として、一人前の野菜とか売ってくれたら楽なのだがとつくづく思う。
でも、酒のアテとして料理するのは好きである。複数人を家に呼んでの家飲みでは僕が料理担当になる。友人を呼んだ際は人数が多ければ鍋。少なければ麻婆豆腐とかそういうのが多い。基本的に失敗はない。
ただ、年に数回無性に「クリームシチュー」が食べたくなる事がある。日中、仕事をしながら「今日は帰ったらクリームシチュー作ろうかな?」って思う日が訪れる。
カレーとかビーフシチューではない、クリームシチュー。
僕の実家のレパートリーでは出なかった気がするが、子供の頃に友人の家の夕食にお呼ばれした際にクリームシチューが出た事があった。そのクリームシチューには銀杏が入っていてそこは苦手だったけれどそれを差し引いても美味しかった思い出がある。クリーミーよりはスパイシーな味付けだったような記憶。
クリームシチューの議題になるとほぼ必ず出るのが「クリームシチューでご飯が食べられるか?」そして、「ライスにクリームシチューをかけて食べられるか?」である。個人的な回答としては共に『食べられる』である。
さて、年に数回無性に作りたくなるクリームシチューは酒のアテとしてのクリームシチューである。ライスとは合わないかもしれない。
『汁物は酒の肴になる』
これが酒飲みの僕としての持論だ。
あと、行きつけのBARとか昔通ったスナックでのお通しでスープ系が多かったのが原因かもしれない。大抵そういうお店はビーフシチューが出てくる。それも美味しい。でもやっぱり僕はクリームシチューが好きなのだ。
それもしょっぱい奴。
自炊する際にはスーパーでポトフとか肉じゃが、シチュー用にあらかじめ野菜をカットしたものが売っているのでそれを利用するのが簡単で良い。肉は鶏肉。鶏肉は先に火が通るように炒めておけば問題はない。
自炊するとこんな感じ
あんまり難しくない料理。でも美味しい。お子様が苦手な部類に入るニンジンも「クリームシチューの大事な具材」なのだ。
これが、カレーになると『こだわり』が出てくるのではないか?
カレーは難しい。自分なりに作るのはそんなに難しくはないが、「カレーとはかくあるべき」と言う人が多いのだ。その点クリームシチューは競合(流派)が少ないのも良い。世の奥様方、「我が家のカレー」を作るより「我が家のクリームシチュー」を作ってみてはどうか?案外ブルーオーシャンなのかもしれませんぞ。