いきなりですが『長者番付』って言葉知っていますか？
簡単に言うと誰が日本で一番お金持ちか？と言うのをランキングで大々的に公表すると言うものです。
算出方法はズバリ”納税額”です。
自己申告制ではなくて確定申告をベースに算出。節税できてもゴマカシは効かない世界。相手はマスコミとかじゃなくて“日本国“ですからね。どんだけ国に納税しているか！…まぁ国に管理されてるっちゃーそうなんですけれど日本国においてこれが正しいお金持ちですからね。
年に一回、税務署が発表して普通に新聞紙とかに載ってました。で、大きな図書館とかに行くと住所とかまで載ってたそうです（ちなみに官報と言うのが毎日発行されてますがしれっとそこに自己破産者も載ってるそうです）
税務署の発表をベースに新聞では部門とかを分けていて芸人部門とか音楽部門とかあったような気がします。
それを見ながら「稼いでるなぁー」とか「あれ？この人もっとお金貰っているような気がしたけれどそこまでなんだな」とか子供ながらに思ったものです。
廃止前、最後の長者番付
この『長者番付』、2005年に「お金持ちこの辺に住んでますよ！いっちょ強盗いかがっすか？」みたいに個人情報が特定されるというのが原因で廃止になってしまったのですけれど、どうっすか？今一度『長者番付』復活させませんか？
結局、プライバシーの問題もあるかもしれないけど、ネットの情報商材系の人とかSNSで年商100億円とか書いている人の実態を炙り出す事ができますよ。
「“なんとか社長“とかって稼いでる稼いでるって言ってるけど納税してなくね（長者番付のってなくね）？セミナーで言ってた金額だったら載ってておかしくないはずなのに…おかしいな」みたいに。
で、これは納税額をベースに算出しているので上手く（仕事に持って）いけば「稼いでいる僕が長者番付に載らない理由。スーパー節税ノウハウ教えます！」みたいな商材に持っていってもいいと思うんですよ。（多分、すぐにバレると思いますが）
最近は見る機会は大分減りましたが一時期はSNSに札束を沢山アップして「稼ぎすぎて自分で使い切れないので皆さんに配ります！僕のアカウントをフォローしてこのツイートをリツイートするだけ！」みたいなあきらかな詐欺もけっこうあったんですよ。（これはZOZOの前澤さんが実際にSNSでお金配りをした実績を作ってしまったのでその後同じような怪しいお誘いが沢山出てきました。結果的にこれ”カモリスト”集めですからね。そう言うアカウントをガンガンフォローすると怪しげなセミナーとかのDMが沢山飛んでくるようになるそうです）
長者番付復活によってそう言う怪しい人のメッキを剥がして一掃出来るし、もしかしたら社会人部門で日本企業の社長だけじゃなくて重役レベルとかでも載るようになれば「おぉ、サラリーマンやっても頑張り次第でがっつり稼げる事が出来るんだな！」みたいな期待感を持つ事ができるじゃないですか。
たしか、実際に最近では日立製作所が日本企業の中で1番”億プレーヤー”が多いそうで…。「サラリーマンでもある程度まで成り上がれば億プレーヤーか。安定もしているし」みたいな夢も見れるのではないでしょうか？
ぶっちゃけ、納税額マウントだって可能ですから。
それも自己申告じゃなく国が発表してる“ランキング“ですからね。ツヨツヨです。
ただ、日本の『長者番付』は無くなりましたが米フォーブス（Forbes）誌では『世界の金持ちランキング』をやってます。流石アメリカ。金が正義。
ただ、こちらは資産ベースで独自の算出方法らしいので納税額とは違うのでちょっと観点が違うと思います。
お金を持ちすぎても決して幸せとは言えない…みたいな世の中ですが成功している人の足を引っ張って自分のフィールドに落とすよりは自分ももっと頑張って金稼ごう！みたいなモチベーションにならないかなぁ〜、そう言う方が正しい社会だよな、と。ちょいと社会派なエントリでした。
