もしかしたら自分は重病？

このエントリーを読んでいる人で”人間ドック”に入った経験がある人っていますか？

健康診断ではなく”人間ドック”。身長体重と血液検査だけではなく、バリウム飲んで胃のCTスキャンとか腹部エコーと追加でかなりの項目が検査対象になるんですよね。
その為、基本的に健康診断で『問題なし！俺は健康体！！』って人もいざ人間ドックに入ると『C判定』とか『D判定』と言う評価の項目が出てきたりする事があります。

特に初めて人間ドックに入った人は「え？俺の身体って実は結構悪いの！？」とダメージを受けるかも知れません。

人間ドックの結果は自分の手に渡ってきます（レントゲンや腹部エコーなどの画像結果は除く）。その結果にはかなりの数値（と正常値）が記載されているんですよ。あまりにも正常値の範囲を超えている項目があると思わずその数値をネットで調べたりするのではないでしょうか？僕はそうしました。

そうするとヒットするページでは殆ど『もしかしたら重病かも？』と脅して来ます。まぁそりゃそうです。正常値じゃないから病気の疑いがある訳ですからね。それに伴い『こう言う症状が出たら要注意！』みたいな事がネットには書いてるのですが多かれ少なかれ誰しもに当てはまる症状（倦怠感、眩暈など）だったりします。

もちろん数値が悪ければ改善するようにするのが1番ですが、なんかその『重病』の方が気になってしょうがなくなるかもしれません。
結果、本当に病気になってしまったり、「自分は重症なのでは？そう言えば胃が痛いような気がする、あ、なんか軽い眩暈も…」みたいに実際に身体に不調をきたす事があるみたいです。

そう言う本末転倒な事態にも名前が付いてたりします。『心気症』と言うらしいです。
まさに『病は気から』みたいな感じ。

そういえば頭痛が…

これがひどくなるとメンタル側の病気になってしまうそうです。精神疾患ですね。これはこれで問題です。

僕は最初の人間ドックで緑内障の疑いと腎臓に（まだ小さい）結石が見つかりました。焦りましたね。緑内障に関してはすぐに眼科に行って緑内障診断をしてもらいました。その場で「問題ないですね」と言われたので一安心。結石は翌年以降も大きくなっていないのでこれまた一安心と言う状態です。

僕は『心気症』になる前にとにかく病院に行く事にしています。
素人判断は危険。やっぱり病院に行くのが一番だと思います。そこで「問題なし」なら安心ですし「生活習慣を見直しましょう」ならそうすれば良いと思います。で、本当に病気の初期症状が出ていれば「早期発見で良かった」と思うしかないと思います。保険に入っていれば場合によっては保険金が出たりします。

酒飲みの僕としては肝臓の数値が兎に角悪いのですが、本当にヤバい数値が出た時は断酒と自主的に定期的な血液検査しましたからね。

γ-GTP1100からの生還！

ちなみに今は定期的（四半期に1回程度）に会社の産業医面談を受診しています。
昔はメンタルと内科と２つ受診していたのですがおかげさまでメンタルは終了。内科も血圧と血液検査の数値確認となっています。

血圧に関してはついに覚悟を決めて降圧剤を飲むようにしたので見事に正常値に復帰。あとは血液検査（肝臓）のみとなりました。内科の先生（広末似の女医）も「そろそろ定期的な産業医面談も終わりでいいかな…」みたいな感じになった時の血液検査の結果がなぜか「過度なダイエットか栄養失調のような数値です」と言われてしまいました。体重に関してはここ1年間以上60kgをキープしているのでそんな事はないはずなので（先生もそれは理解している）「念のため、あと一回だけ血液検査しましょう」と言う事に。

で、この前採血をして産業医面談をしてきたのですが、そこで「前回に比べて問題の数値は改善していたのですが原発性胆汁性胆管炎の疑いがあるのでさらに詳細に血液を調べました」といきなり言われてしまいました。原発性胆汁性胆管炎は指定難病93に定義されているそうです。あと”原発”は原子力発電とは別の意味で「原因が不明だが発生する」の略との事。

「これになると肝硬変に」みたいな説明があった後に「なので採血の調査項目を追加し詳細に調べた結果は問題ありませんでした。気になったので過去10年くらいの血液検査の結果を見ていたら元々この数値は高くて悪化していないので問題ないです。てへぺろ」みたいな結果。