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文化人が1番やばい!ーしくじり学園放送室P

テレビ朝日のバラエティコンテンツは息が長いモノが多いですが『しくじり先生 俺みたいになるな!!』もそのコンテンツに入ったんじゃないかな?と思っております。
芸人にとどまらず、スポーツ選手含めTVに出る人が過去に”やらかしちゃった”事をぶっちゃけて発表して反省点を共有するという番組で2014年位から数回の休止期間をおいてはいますが現在でも続く人気コンテンツになっています。
メインMCはオードリー若林さん、ハライチ澤部さん、ノブコブ吉村さんで、女性ゲストとアルピーがひな壇扱いで登場します。

そのスピンオフとしてアルピー(アルコアンドピース)が司会で芸人を呼ぶ「しくじり学園放送室」がYoutubeで公開されています。こちらは約24分のノーカットトークと言う形になっていますね。

で、2024年、さらにそのスピンオフとして『しくじり学園放送室P』が始まりました。今回の発信媒体はPodcastです。
こちらもパーソナリティはアルピー。この企画はテレビ朝日が新しく始めたコンテンツ『聴くテレ朝』のローンチタイトルの1つみたいです。

Sikujiri p

ゲストはあんまりテレビとかに出ていない(出られない?)文化人で、まぁクセがある人が多いです。番組の特性上、最初は『聴くクレイジージャーニー』を自称していましたが流石にクレイジージャーニーは局も違いますし、メンツ(こちらはアルピーのみ)も弱い。早々とそのキャッチコピーは撤回して、次に決まったキャッチコピーは、

『文化人が1番やばい』

です。
これが案外当たっていて聴いていて「なかなかぶっ飛んでるな」と思う事が多いです。身体をはった危険な方でぶっ飛んでるのが”クレイジージャーニー”だとすると日本の文化やメディアの裏役者としてぶっ飛んでるのがこの番組。

ただ、「なんでそんな癖の強い文化人のPodcastが何故すんなり聴けてかつ面白いのか?」なのですが、それはやはり進行のアルコアンドピースの力が強いとおもいます。

アルコアンドピースと言えばラジオスターの称号をもっていてもおかしくない実力者です。

アルコアンドピースのANNと言う伝説

アルコアンドピースがやるメディアの特徴なのですが、メディアが音声のみになると酒井さんの回しやツッコミが抜群に上手くなるんですよ。テレビでは圧倒的に平子さんの方が跳ねているんですけれど、やはりアルコアンドピースの操縦者は酒井さんの方なのです。

また平子さんの中途半端な知識の“平子り”が文化人に「何でわかるんですか?」となってしまうと言う不思議な現象が多々発生するのもこのPodcastの特徴です。
(普通なら”平子り”に対して「そんなわけないでしょ!」と言われるのを(聴取者は)想像するんですけれど、なぜかそれが通用してしまう不思議な感じです。もちろんゲストが気を遣ってくれているのもあると思いますが、なかなかいい感じで進行するので面白いですね)

君は知っているだろうか?”平子り”とは?

あとは動画が無いからより想像力が湧いてより面白いのかもしれません。このPodcastに出てくる文化人はほとんどテレビに出ていないので顔のイメージが付きにくい為、声の感じと語り口から勝手に顔とかを想像しちゃう事があるんですよね。
これはラジオや小説の楽しみ方に非常に似ているので番組の特性とメディアの特性がぴったりと合っている気がします。
(勿論、名前で検索すると顔とかガンガン出てきますよ)

ただ文化人はセンシティブな話題を扱う人も多いし、今後、政治思想が強いゲストが来ないか?を少々心配しています。
(少なからず文化人の思いは思想が強めなため、切り抜きとかされちゃうとアルコアンドピースさんに流れ弾が被弾しそうで…)

そこはプロデューサーとかの力量なんだと思っています(ゲストのブッキング能力とか危機管理能力ですね)

好きな人は全話楽しめるし、苦手な人も興味があるゲスト回だけ聴けば良い。無理して聴く必要は無いけど興味が湧けば聴けると言うのは、過去回でも全部聴けると言うポッドキャストの性質に合っている気がします。

考えてみると平子さんは文化放送の“おとなりさん“(もう終わってしまいました)と言う朝のラジオでの”朝のゲスト”を迎えていた話術の経験値と、酒井さんのSBSラジオ(静岡放送)の“チョコナナ“、“ヌヌヌ“で”変な人”を迎えている話術の経験値が凄く番組に厚みを持たせているのでは?と。

すでにラジオ界では強い存在のアルコアンドピースさんが、それぞれピン番組で色々なゲストを迎え入れる修業をして更に強くなる……だからこそ『しくじり学園放送室P』を構成できる盤石の布陣なのか、と。

聴きたくない回を無理して聴かなくても良いし、聴きたい回は何回でも聴ける…そんな『しくじり学園放送室P』、長く続いて欲しいですね!!

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