最近はめっきりやらなくなりましたが以前(若い頃)は結構パチスロをしていました。同僚と一緒に打ちに行ったりとか…射幸性が一番高かった時期(初代ミリオンゴッド時代)は20時30分位に仕事が終わればそこからでもみんなで打ちに行ったりしていたものです。その時間からでも数万単位で勝てた時代でしたね。
最近は興味が無いというかハイリスクハイリターンの台ばかりなので、演者のYoutubeを見て「こんなにギャンブル性が高いのか…ミリオンゴッド以上じゃん」なんて思っております。大勝ち動画を見ても「これはかなりの奇跡が重ならないと厳しいな…」みたいな感じになって実際に打ちに行く気は起きません。
さて、半日以上の時間をかけてパチンコ・パチスロをした場合に、パチンカーは謎の理論を展開する傾向があります。
それが、「10000円勝ちは『負け』だね。むしろ10000円負けが『勝ち』だよ」と言う謎理論です。
謎理論提唱芸人たち
僕はゲーム性よりも『儲けたい』と言う気持ちが勝っているので1000円でも勝てれば「飯代だー!」とか純粋に喜ぶんですけれど10000円負けの場合は「うわー負けたー」とは不思議と思わないんです。別に「勝った!」とも思わないですが……
この理論を自分なりに考えてみたんですけれど、この理論って少なくとも4時間(半日)以上打たないと発動しないと思います。
最近の台は入店して30分もあれば簡単に10000円負けれます。入店して30分、ストレートで10000円負けて店を出て「よし、勝ちだ!」とはならないでしょう。「打たなきゃ良かった」とシンプルに思うはずです。当たり前ですが30分で10000円勝って店を出れば「ラッキー!!勝ち!勝ち!」です。ここまでは誰もが理解できると思います。
それが、4時間(半日)以上打ち続けると、投資額は大きくなります。場合によっては5万円、6万円投資も可能性として十分ありえます。でも流石にそこまでストレートで負ける事は少ないと思います。投資4万円位で、約2万円分位出て、それを全部飲まれて追加投資を1万円……みたいな。地獄の世界です。
あとパチスロには”天井機能”があるのでサンクコスト効果でついつい追加投資してしまう心理も怖いです。
(天井機能とは「ここまで回しても当たらなかったらお情けで当たりをあげるよ」と言う機能です。射幸性が高い時代は逆に天井到達の恩恵が大きすぎて「頼む、ここまで来たら天井まで当たるな!」と思ったりしたものです。で、天井が見えた頃にしれっと当たるので”天井ストッパー”と言う言葉も流行っていました)
それだけ長時間打って出玉の浮き沈み、投資・追加投資を繰り返した結果、10000円負けだとしましょう。総投資額は7万円だったとすると、「7万円負けから1万円負けまで捲る事が出来た……スリリングな戦いだった。これだけ長時間打って1万円負けで済んだと言う事は遊技代としては適切かもしれん。うん『勝ち』と言っても良いな」と言う心理になったりします。例えるならば「ディズニーランドに行ったとしたら同じ時間でもっとお金使ってたぞ」みたいな。
まぁ、この時点で感覚が狂っているんですけれどね。(詐欺師が使う『論点のすり替え』と言うテクニックが自動的に脳で発動しているのかもしれません)
1万円勝ち理論の時の出玉グラフ
さぁ、次の理論です、2万円位投資した所で、出ては飲まれ飲まれる寸前でまた出る…みたいな言うならばダラダラした展開の結果10000円勝ちだったとしましょう。そうすると「えぇ、あれだけ打って10000円くらいかよ。時給換算で1000円位じゃん。時間の無駄だった。なんかすげー疲れたし。肩も痛いし。これは『負け』に近いな」と言う理論。
負け理論の時の出玉グラフ
結局、長時間打った時に負けが1万円位で済むと”遊技代”、1万円位の勝ちだと”時給換算”してしまうので、この謎理論が成立するんだと思います。
当たり前ですが、長時間打って10万円位負けると心が折れますしお財布事情も大変な事になりますし、長時間打って10万円位勝つと「この勝ったお金で何を買おうか!?」なんて夢が広がります。その為、大負け・大勝ちの時はこの謎理論は適用されないはずです。むしろこれが正常です。
なので、このプラスマイナス10000円位が謎理論の条件なのかも知れませんね。