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こづかい万歳と言う漫画の変化

“こづかい万歳“と言う漫画があります。作者は吉本浩二さんと言って少々特徴的な画風の方です。少ない小遣いをいかに工夫して使って満足するか?と言うのがテーマで色々な人のエピソードが1話完結で描かれています。

本作、発売当初話題になっており僕もそのタイミングから新刊が出ると買うようにしています。人気が出てきたタイミングは『ステーションバー』回あたりからですかね?

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初代びっくり人間

その時の紹介エントリはこちら。

漫画『定額制夫の『こずかい万歳』』による進化と退化

本作なのですが、話数が続いていくにつれ方向性がびっくり人間大会になっていて小遣いの使い道は最終ページに補足的な感じで載ってるだけっぽく感じます。

少ない小遣いをいかに節約して生活するか?からとんでもない(変な)趣味に(凄い方向で)のめり込み生活する。それが生き甲斐……みたいな。

“会社推し“と言う物凄いモンスターが爆誕してからその傾向が強くなっているような感じがします。

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モンスター爆誕

多分、『2万円前後のお小遣いの使い道』が出きったのか、びっくり人間の回が跳ねて編集部としてそちらの方向へと舵を切ったのか?と思います。

あと作者がお酒もタバコもやらないのでそちら方面の人がほとんど出てこないのが残念なところです。
本人が大好きなお菓子に関してはかなり細かく描かれているのでお酒とかタバコとかをお小遣いから捻出している人のエピソードもそう言う補足作家みたいな人を付けて描いてもらえたらなぁ〜なんて思います。

他のエントリにも書いたのですが「欲しいものを買うまでに小遣いを貯めて買えるまで我慢する」と言うテーマ、買うものにもよるんだよなーと思うんですよね。例えば本当に欲しいものはボーナスでガツンと買うとかそう言うエピソードはほとんど出てきません。

作者は漫画家でボーナスと言う概念は少ないと思いますが、パソコンや車の買い替えとかは小遣いって言うよりもボーナスがメインになるんじゃないかと思うので。

あと、基本的に『オフハウス』とかで中古品を買うと言うルートですね。
別に中古品を買うことが悪いとは思いませんし、僕も中古でものを買う事も多々あります。
ただ、何でもかんでも中古と言うのも悲しき日本経済がそうなっているのかも知れませんが新品買わないと経済としては縮小してしまうと言うジレンマもあり難しいところです。

やっぱり、テーマとしては良かったと思うのですけど長期的な連載ものとしては限界があるのではないかな?と思います。

『こずかい万歳』でも昼食代が1つの関門になっているのですけど自炊して弁当を作ったり社食があるケースは良いと思うのですが安い惣菜パンで過ごしたりしている例はやはり健康面が心配になってしまいます。

もう少し、「その節約があったか!」と思うネタが集まるまで不定期連載にするのが良いのかなぁ〜と。後は、『選択と集中』ではないですけど1点豪華主義みたいな人がいて、それ以外は極限まで節約生活する人を紹介するとか。

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甲子園モンスターはけっこういそうですがパンチが強いエピソード

昔、『いきなり黄金伝説』と言う番組があって“1万円1ヶ月生活“と言う名物企画がありました。
水道光熱費、食費を1万円以内で賄って最終的に残金が多い人が勝利…と。
この番組もマンネリ化してきて『皆さんもご家庭でできる節約レシピ特集』になって来たのと番組クラッシャーのオードリー春日俊彰さんの存在で終わってしまいました。
この企画もおそらく性質上長くは出来なかったのだと思います。極限に行くと『我慢大会』になってしまい、そうすると健康に害が出てくるので。

若者のエピソードも読んでみたい所ですけれど”こづかい”と言う特性上、やはり結婚してお子様とかが産まれてからじゃないとエピソードになるようなネタが出てこないと言うのも難しいところです。

ただ、僕は嫌いではないのでこれからも読むと思います。また新しい”こづかいの使い方”を知りたいですね。

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