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【書評】壇蜜日記

芸能人のエッセイが好きです。
で、今回壇蜜さんの日記が出たというので買って読んでみました。

結果、日記でした。特にノルマも無いようで1行で終わる日もあります。

まぁ、「朝はいつもスムージーを飲んでます!」とか言いながら完全にメイクを終わった写真を載せている芸能人ブログよりもちょいと違う感じがしたんですよね。

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壇蜜と言うとエロスとか期待する人もいるかも知れませんが、この日記では殿方なんて言い方もしませんし、特段下ネタもありません。

猫と暮らし熱帯魚を育てる独り身の三十路の女性のそのままの生き方が書かれています。

ただし、日記としては少々詩的ですね。あと、言回しが独特です。

アランドロンを”ドロン師匠”
スティーブジョブズを”今は亡き「リンゴ」会社の社長”
ディズニーランドを”ネズミの大将の独裁国”

みたいな感じで。別に書いちゃいけない制約は無いと思うんですよ。(ディズニーランドは書けないかも知れませんが。)

気がつけば三十路になった少々詩的な平凡な女性の思うこと。
それが壇蜜日記です。

勿論サラリーマンやOLという仕事では無いので寝る時間や起きる時間が通常の人と違うかも知れませんが、そんなのはどうでも良いです。

時に年齢を感じ、時に昔の男を思い出し、薄毛に悩み育毛シャンプーを絶やさない三十路の女性。

詩的な書き方からインテリジェンスの高さが感じ取れます。
少なくとも行間を開けて行数を稼いでいる芸能人ブログとは違いますね。

個人的にはそういう意味でも壇蜜さんの生活を垣間見た感じがします。
エッセイと言う訳ではありませんが、久々に日記らしい日記を読んだ気がします。サクッと読めるし”日記”なので特に何もない日があっても全然おかしくないですからね。

とても朴訥とした気分になれますよ。

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