うつ病と言う病気があります。さらに最近はうつ病患者が増えているそうです。今のところうつ病を検査で調べる事が出来ない(今、血液から診断出来る研究が進んでいるそうです。)ので心療内科で「気分が沈んでいて何もする気が起きないんです。」って言えばうつ病に認定されるかも知れないです。
先に言っておきますが僕もこの病気になった事がありました。(正確には今も薬を飲んで居ます。)それを前提で話を進めます。
うつ病の症状は簡単に言うと”無気力”です。何も出来なくなります。仕事が出来ない、会社に行けない、外出出来ない、布団から出られない…
だから「うつ病なので仕事が出来ません。」って言うのはよく「甘え」と言われます。周りから見れば身体は健康そのもの。でも仕事をふっても何もやらない。「そんなの精神力の問題だろ!甘えるな!」って思う気持ちも分かります。
うつ病が酷い頃の経験ですが信じてもらえないかも知れませんが「やりたくても出来ない」んです。こればっかりはなって見ないとわからないと思います。仕事だけでなく今まで楽しかった趣味すら出来なくなるんです。お風呂にも入れません。「そんなのお湯沸かして入ればいいだろ!」と思うでしょうが出来ないんです。わかっていても身体が動かない、と言うか身体を動かそうという脳のスイッチが働かないんです。身体は動きますよ。でも「何か」しようとするということをきかないんです。
僕は仕事が原因でうつ病になりましたがそうなったらすぐに休職する事を勧めます。
唯一”甘え”と言う意味でわかる部分というと自分の身体に対する甘えです。「まだ出来る、まだ頑張れる。」と自分の能力を過信すると言う意味での甘えです。
うつ病になってから甘えと言われても、もうどうしようも無いのです。だからうつ病にならないように仕事調整が出来なかったのは”過信”であり甘えだと思います。
真面目で完璧主義の人がうつ病になりやすいと聞きます。だからそういう人はうつ病にならない為に仕事に対する「甘え」を持つべきです。会社だと自分がいなくてもなんとかなるんです。「俺がいなければ!」と言う思いを捨てるようにしましょう。出来ない事は出来ないって言いましょう。
少し位ちゃらんぽらん、いいかげんな人間になりましょう。そんな人、会社には沢山いますから。
仕事失敗しても死ぬわけじゃない。「最悪でも死なないよ。」と思いながらいきましょう。