昔のおぎやはぎのPodcastを聞いていたら興味深い話が出ていました。
それはミュージシャンについてです。
最初はラッパーについてのお話でした。ラップバトルとか聞きますよね。「相手をdisる。」みたいな感じで。
まずは相手をdisりますが、それからは社会に対する不満ですね。最初は不満だらけ、有名になりたい、金が欲しい、女が抱きたいとかという願望。
そこで、おぎやはぎの矢作さんは言いましたね。「もし、売れちゃったらどうするの?」と。社会的地位もあるし、金もある。全てを手に入れてそれでも、ヒップホップの魂ってあるのか?と。
そうすると、小木さんは言いました。「そうすると、アメリカの売れたラッパーより、日本のインディーズの方がメッセージ性あるよね。貧乏だし。ハングリーだし。」、「やっぱり売れちゃうと、政治とか・・・、やっぱLOVE&PEACEになっちゃうのかな?」と。
あとは、サザンを引き合いに出して「あれだけ売れても、新しい曲を作るのなんでだと思う?」と。
さすがにそうですね。
色々と話していましたが結果は、「やめると、今までの曲が懐メロになってしまうから。」だと。
なるほど、と思いました。
間寛平の「わしゃ、止まると死ぬのじゃー」ではないですが、止まると懐メロ。売れたらいつまでも曲を作り続けないといけない。
電撃的な解散でもしない限り…
ミュージシャンの運命ってそういうものなのでしょうか?
大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯の釈迦と言う歌に以下のような歌詞があります。
狂えばカリスマか!?
吠えれば天才か!?
死んだら神様か!?
何もしなけりゃ生き仏か!?
– 「モーレツア太郎」筋肉少女帯
まさにこの世界なんでしょうね。
新しいものを作っていくのは大変です。
いつまでも(大金や欲しいもので満たされていても)反骨精神で、社会の代弁者になるのは大変ですですよね。
ド派手なメイクしたロックスターでさえ、月日が経ってみりゃジェントルメン。
– 「タイムマシーンに乗って」Mr.Children
ミスチルの若い頃の歌詞で締めます。ミスチルも長いですからね。ジェントルメンは何処へ向かうのか?興味があります。
では。