今は、職業としてあたりまえのプログラマですが、僕は小学生からパソコンを触ってました。
当時はMSXと言うテレビに繋ぐファミコンみたいなパソコンがあって、当時使ってない白黒テレビで使ってました。
主にゲームをすると言うわけではなく、当時売っていた雑誌に書いてあったソースコードを打ち込んで自分で打ち込んだゲームで遊んでいたんです。
中学生になって、もうちょと立派なパソコンを買ってからもそうでした。とにかくプログラムを打ち込んでいたんです。自分でゲームを作り始めたのもこの頃です。
インターネットも何もない時代。本屋さんの本で独学でした。
僕は、そこそこプログラムを打てるようになったと天狗になっていました。
そして、高校入学。僕はパソコン部に入ることにしました。学校のパソコンが使い放題で、部室も静かなので、残った弁当とか食べるのに適していたのです。顧問の先生もほとんど部屋にはいませんでした。
で、僕の一学年上の先輩が本当にプログラマでしてね、色々と教えてもらいました。
その中で衝撃的だったのが今でも覚えてます。
僕が書いたソースコードは以下のものです。
「Test」と言う文字を7色で表示するプログラムです。
高校時代にこのコードを先輩に見せたところ、
でいいじゃん。と。
そんな当たり前の事なんですけれど。頭に衝撃が走りましてね。「ループのiってこうやって使えるのか!変数ってこういう事か!」
今ではバカなような幼稚な話ですが、これを機に一気にプログラミングの才能がアップしましてね、BASICって言語は当たり前の事、卒業までにはアセンブラと言う難しい言語まで使えるようになっていました。
前にも書きましたが、当時はインターネットが無かったので情報収集元は本屋です。本当に本屋に行くのが楽しかったです。「ふん、そんなこと知っているよ。」って本もあったし、「お、これは新情報!」なんて本もありました。本当に「技術書」ばっかり読んでいました。
その内に、高卒でプログラマとして就職するのですが、本当に基盤になりましたね。仕事上まったく誰もわからない時代に専門書を直接メーカーから取り寄せて実現した事もあります。
本当に、プログラマに向いている人と、向いていない人っていると思いますし、プログラマはどこかで覚醒するのですが、今でも間違えなく、覚醒した瞬間は上記の瞬間だと思っています。
僕がプログラマ!として覚醒したのは、今でもこの瞬間だって事を覚えています。高校時代ですね。いい時代だった。