南武線という川崎を走るJR線があります。で、僕は南武線ユーザなのですが、矢向と言う駅を通過する時に「おいしいラーメン 450」と言う看板のお店があり、かなり気になってたんですね。
しかし、外から中は一切見えずどんな店なのかはわからなかったのです。お世辞にも外見からも綺麗とは言えません。で、この前、矢向にいい雰囲気のBARを見つけましてね、そこで飲んでいたのですよ。そのBAR、朝の5時まで開いていると言う男前なBARなのですが、そこで飲んだ帰りに「あ、おいしいラーメン食べてみよう」と思ったわけです。
これが、その外見。南武線ユーザなら見た事があるのではないでしょうか?
写真を撮ってから見たのですが、お店の名前は「幸心」と言うみたいですね。中に入ってみると、中年カップルが酒を飲んでいます。とてもラーメンを食べている感じはありません。どちらかというと居酒屋ですね。
で、ラーメンを頼んでみました。普通の醤油ラーメンは看板にある通り450円です。
うん、実に普通。製造工程が見える席に座ったのですが、麺も製麺所ではなく、何かのビニール袋を切って作っていたので、おそらくインスタントの生麺に近いものでしょう。
まぁ別に袋ラーメンって訳ではないですからね。ちゃんとスープ作って麺を入れて、具材も入れる。自宅で作ろうと思っても450円で作るのは難しいのではないでしょうか?こう言うのは材料を多めに仕入れてるから出来る技ですね。
いざ、実食。お世辞にも「美味!」とは言えませんが、良い意味で”普通のラーメン”これが酔った体には良くてですね。
飲んだ後といえば、新宿の「神座」もオススメですが、あちらは大阪発祥の有名なラーメン店。
「幸心」は矢向住民スピリッツの庶民の味。決して毎日通うような中毒性はありませんが、帰りに「ちょっと小腹が空いたなぁ」と思う時には良いのではないでしょうか。僕は嫌いではありません。このシンプルなラーメン。
おそらく決してラーメンで売り上げを上げているって店ではないようです。地元の人が酒を飲みながらツマミを頼んで、〆にラーメンを食べるか?食べないか。って感じですね。昔ながらでテレビの音とかが流れてて「おお、昭和ぁ」と思った次第です。
以上、レポでした。
残念ながら2017年9月頃より、張り紙とかなく閉店してしまいました。店主はまだご存命のようなので疲れたから閉めたのでしょうね。