初体験のお話です。初Hの話ではなく、「いかにして、僕が煙草を吸うようになったか?お酒を飲むようになったか?」のお話です。
煙草編
昔は、今と違って、煙草がおおらかな時代でした。ドラマを見ていても、喫煙シーンがカッコよく描かれ、漫画でも不良は煙草を吸っていました。当時は電車でも、飛行機でも(!)煙草が吸えた時代がありました。もちろん、職場でも吸えました。
で、話を戻しまして、僕が高校一年生の頃に戻ります。高校に入ると新しい友達ができましてね、まぁ、新たな友人と色々と話しておりましてね。まだ、お酒もタバコもやらなかった時代。周りの友達が成長期を迎え、どんどんと背が伸びていきましてね。まぁ、僕もちょっとは伸びたんですけれど、160cm位で止まってしまいました。で、友人の一人もですね、身長が伸び悩んでおりまして、二人で下校する時に、「俺たち、成長期終わっちゃったのかなぁ。」って話してたんです。
そして、次に出た言葉が、「成長期終わったし、煙草吸うか。」でした。当時から、煙草は成長を止める作用があると言われていました。なので、それまでは煙草を吸っていなかったのですが、まぁ、成長期も終わったし煙草吸うか、と。
初めて買った煙草は「バージニアライトスーパースリム」的な名前だったと思います。メンソールでした。初めて吸っても、むせなくてね。まぁ、こんなもんだろうと思って吸っていました。
その後は、見たことが無い煙草は全部吸ってみると言うポリシーで吸っていました。空き箱はまとめて保管していましてね。結局、キャスターマイルドに落ち着きましたが。
その後、友人を横目に15cm以上も背が伸びたのはまた別の話。
お酒編
僕の家の冷蔵庫には常に缶ビールがありましてね、まぁ、もっと小さい頃には親父がアル中だったので、基本的にお酒は隠す方向だったのですが、子供の頃に両親が離婚して、母親と住むようになってからです。冷蔵庫に缶ビールがあったのは。
僕の母親は「他人に迷惑をかけなければ、何をしてもいい。全部、自分の責任。」と言う教育方針だったので、たまーに冷蔵庫のビールを開けて、一口飲んでは、「ウゲー、まずい。大人は何でこんな苦いものを飲んでいるのだ?コーラの方が絶対に美味しいよ。」と思っていたのです。なので、一口飲んで、残りは捨てると言う勿体ない事をしておりました。
でも、ある日突然来るんですよ、飲める日ってのは。
ある暑い日です、僕の家は坂の上にありましてね。夏の暑い中坂道を汗をかきながら登って帰る訳です。その時の喉の渇きは尋常ではありませんでした。そして波秋少年は思ったのです。「今ならビールを飲めるかもしれない!」
その思いはビンゴでした。「ゴク、ゴク」と喉を通っていくビール。昨日まで苦くてたまらなかったビールが突然美味しい飲み物に変わりました。苦味を一切感じなくなり、「お酒(ビール)の味」を覚えたのです。
その後は、学校から帰ってきてから飲んでましたね。僕の家は先ほど書いたように、離婚して母子家庭だったので、母親が仕事をしている間は誰もいなくてですね、友達達が集まる場所になっていました。そこで、各人、タバコを吸ったり、酒を飲んだり、麻雀したり、ゲームしたりしてました。
最後に
全部、時効ですので、ご勘弁を。
若者の○○離れではないですが、僕が高校の頃は「不良はタバコを吸って酒を飲む」存在だったのです。かっこいい大人がそうやって過ごしていたので。だから、なんちゃって不良を目指す人はタバコを吸って、酒を飲んで、「ロックだぜ。」って言いながらギターを弾いていたのですよ。
今は、TVや映画、漫画でも規制が厳しくなったので、かっこいい大人はすごくまともに過ごしているのかもしれませんが、僕の時代ってそうだったんですよ。
あぁ、懐かしいな。
みなさんの初体験はどうでしたか?
では。