行きつけのBARがあります。最近見つけたんですけれどね。家から歩いて数分で行けるし、マスターもいい人、常連のお客さんもいい人ばかりで非常に気に入っています。
で、まぁ、BARなので開くのは夜ですよね。なので、どこかでご飯を食べたり飲んだ後に来るお客様も多いわけです。その中の常連さんがこの前、お寿司を食った帰りみたいでして寿司折をマスターのお土産に持ってきていましてね。「あぁ、そういえば、酔っ払いのお土産の定番と言えば寿司だな」と思ったわけです。
昔の酔っ払いの定番は、フラフラになりながら緑色の四角い物体を紐で吊りながら歩いていると言うものでした。（サザエさんとかでは今でもやっているのでしょうか？）これが定番だったんですよ。本当に。
僕は、これが寿司折（すしおりと読みます）である事は知っていましたが、今の人はどうでしょう？もしかしたら知らないのでは無いでしょうか？（と思ってこのエントリーを書いているのですが）
だいたい、今現在の社会で父親が飲み会の帰りにお土産を買ってくる事などあるのでしょうか？最近の飲み会は普通の居酒屋（特にチェーン店など）ですからね。別にお土産を買う習慣はないでしょう。（ちなみに僕が新人時代(1990年代)は、駅の近くに”コージーコーナー”と言うケーキ屋さんがあって、ケーキを買って帰る先輩もいたのを思い出しました。今はそう言う店あんまり見ないですね。）
昔は、親はどういう所で飲んでいたのかは知らないですけれど、居酒屋チェーンとかはなかったように記憶しています。本当にどういう所で飲んでいたのでしょう？小料理屋とか寿司屋でしょうか？まぁ、チェーンでは無い居酒屋が勢力を持っていた時代なのかもしれませんね。最近、そう言う店がぐっと減りましたが（地方に出張した時に見たりする程度ですね）。
さすがに、自分だけ美味しいものを食べて酒を飲んでいることに気が引けて帰りに行きつけの寿司屋で寿司詰めを作ってもらっていたのでしょうか？とにかく、お土産の定番は寿司だったんですよ。
今はどうなんでしょう。よくわからないですね。そもそも飲んだ帰りにお土産を買うのか？僕は家庭を持っていないのでわかりませんが、まぁ、寿司を買って帰ることはないと思います。大体、そんな気軽に入れる寿司屋無いですし。
ちなみに、現在、寿司屋（高級店では無い店）で2人前の寿司折を頼むと大体2000円〜3000円ほどかかります。ご参考までに覚えておくといざと言う時にいいと思いますよ。（お店で値段が決まっている場合と、「2000円位で握って」とか言って大将にお任せする時もあります）」
それにしても、親が飲んで帰ってくるとき寿司のお土産を期待して待っている家族。そういうのが昭和だったんだと思います。（握りだったら大喜び、助六寿司（いなり寿司とかのやつ）だったりするとガッカリ…と言う残酷な思い出があったような）平成とか令和では無いですよね。LINEで「今から帰るよ」とかはできるようになったので便利になったと思いますけれど。
インターネットはなかったけれど、良い時代だったように思います。
