高校時代、バンドをやっておりましてね。リーダーはギターの奴で殆どの作詞作曲をしておりました。当時の僕のパートはキーボードでして、ギターも簡単なモノは弾けたので、コミックソングみたいなのを作っておりました。
で、そのリーダーの子供が中学生になりまして、軽音楽部だかブラスバンド部に入った模様。で、ドラムを担当しているようです。音楽の血は脈々と受け継がれるんですね。
ある時、行きつけのBARで飲んでおりましたらね、iPhoneにiMessageが届いたんです。その中学生の子供からです。当初からFaceTimeを使って色々会話していたので「東京のおじさん」的なポジションだったんですよ。そのiMessageの内容が「バンドはじめました!」ってものでね。なんか嬉しくなってしまいました。色んな人に報告したかったんでしょうね。
ちなみにその友達は北海道でも田舎の方に住んでおります。僕も夏休みや冬休みにバイトの休みを作ってその友達の田舎に音楽合宿に行っていたんですよね。その田舎にはスタジオなんて洒落たものは無いのですが町民会館がいくつかありまして、そこで練習していたんです。いい意味で田舎だったので家と家との間隔が結構空いていまして夜に音を出しても苦情が来なかったんですよ。
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で、その友人の子供も「会館を借りた!」とiMessageで興奮気味に伝えて来ました。その土地の音楽の風習なのか、その友人の血筋なのか20年経っても何にも変わらないんだなぁって思ったんですよ。で、「楽器はどうするの?」って聞いたら写真を送って来ましてね、僕が使っていたキーボードやら、ドラムの人が練習に使っていたドラムマシンとかの写真がわんさか出て来たんですよ。うん、楽器は良いですね。20年経っても使える。仕組みが簡単なので電子楽器でも使えるんですね。性能(音色など)は流石に劣ると思いますが使えない事はないです。
しかし、ちょっと感動しました。僕が上京して20年以上たって、みんな40歳を越えました。でも、音楽の血は受け継がれているんだなー。って。それも、当時の会館で当時の楽器で。
この前の祝日に初めてのバンド練習したみたいで、僕はうとうと昼寝をしている間に「これからコンビニに昼飯を買いに行きます。」とiMessageが入っておりました。
その日の夜に「どうだった?」と聞くと「楽しかった!」と、「みんなで一緒にごはん食べてどうだった?」と聞くと「すげー楽しかった!」との返事。都会だと子供同士でコンビニ弁当だべることもあると思いますが、田舎の中学生は大抵実家でご飯を食べるのが一般的です。
そんな中、自分達だけでコンビニでご飯を買って中学生だけで会館で食べる飯。うーん、青春ですね。
その日は課題曲とかを決めずにただ楽器を鳴らすだけっぽかったですが、最終的に「前前前世」をやる事に決めたみたいです。ここら辺が20年前との違いですね。現代の曲です。
あと、「次は中間テストが終わってから集まる」と言うのが中学生らしくてなんか微笑ましくなってしまいました。
音楽なら自分達でも練習出来るし、家でも練習出来る。親も音楽やっているけれとあんまり口出しする事はないのでは無いでしょうか。僕もあまり口出ししない様にします。
いまならYouTubeとかで「弾いてみた」とかもみれる時代。中学生バンドは何処まで行くのか!親が子を見るような目で見守ろうと思います。
きっとギターやベースはお小遣い貯めて買うんでしょうね。僕は高校生だったのでバイトのお金で買ったのですが。
いやー、なんか嬉しいなぁ。ってお話。
2018.9.30:追記
ついに、学園祭デビューした模様です。お父さん(俺の同級生)が動画を上げてました、みんな見てやってくださいね!ボーカルはプロ並みですよ!
うわ!
かなたに聞いたんで見てみたら、私達のことでわないですか!すっごい嬉しい!ありがとうございます!!!
頑張ってね!中間テスト終わったら前前前世を練習できるからね!
時間はたっぷりあるので、たくさん練習しようね!きっとうまくできるから!