よく、最近のイノベーターは「起業しろ。」と言いますよね。「人に使われるのが嫌なら起業すればいいじゃない。」って簡単に言いますよね。
きっと、そういうイノベーターの中には「起業のアイデア」が詰まっているんだと思います。それが飽和状態になっているので、「勿体ない。起業しろ。」になるんですよね。
じゃぁ、そういう将来有望な学生たちは「何の起業をするのでしょうか?」
「アパレルが好きだから起業しようかしら?」
「海外ブランドが好きだから起業しようかな?」
「音楽が好きだからバンドで生計を立てるよ。」
それらが「1個人」からスタートして今、成功するでしょうか?
「ネットで一旗揚げたい。」
これは成功するような気がします。
結果的に、(例えば)堀江さんが言うように成功するビジネスは、「在庫を持たない」ビジネスなのです。在庫を持たないので場所代が要らない。情報はコピーしてもタダなのです。
アパレルを一人で起業しても、仕入れもわからないし、販売売価もわからない。どこに店を持てば良いのかもわからないし、ネットショッピングに統一したからと言ってアクセスが毎日ある訳ではありません。海外ブランドしかり。ならどこかの会社に入って数年してやり方を分かってからでも遅くないと思うんです。
前者に書いた部分では唯一「バンドで生計を立てる。」が成功の可能性があります。今だって、いろいろなバンドが出てきていますからね。しかし、成功の種はものすごく少なかったりします。そういうイノベーターの言う「バイト生活」をしながら音楽活動をする事だって少なくありません。芸人しかりです。
ただ、唯一資本なしで簡単に成功する可能性があるビジネスが「ネットビジネス。」であり、ブログ、サロン、有料noteなのです。
これは錬金術です。在庫を持たないし、資源は無限にコピーできますし、店舗も必要としません。
簡単に言うと、「起業しなよ!(ネットでね。)」と言う話になるわけです。
いろいろな(プロ)ブロガーが「自由に生きて、お金を稼ごう」って言っているわけですが、勿論、それは一握りの人です。自分の行動をインプットとして、ちゃんと読者が読みたくなるようなアウトプットが出せる人はブログが良いと思います。
でも、イケダハヤトさんのブログ書生も名前に上がるような人は誰もいません。起業した。と言う人もネットショッピングがメインだったりします。
ネット以外の起業ってなかなか難しかったりします。新しいビジネスなら素晴らしいと思いますが、既存のビジネスを壊すためには既得権益と戦う必要があります。
勿論、2:8の上の、2の中の2:8の人はブログで食べているかもしれません。でも、彼らには十分な実績(ブログエントリー数)だったり、変わらない価値観があったりするのです。
今なら、「Youtuberになろうぜ!」って言った方が実を獲れそうな気がしますね。勿論、もう食い荒らされた業界ですが。
イケダハヤトさんはYoutubeやってないのかな?「イケハヤの農業開拓記」とか毎日配信すればいい小銭稼ぎになるんじゃないですか?
「それを小銭のために面倒だ。」って言うのは「毎日ブログを書いて年間500記事書け!」って言っている人と一緒ですからね。
僕は起業しろ!と言われてもあんまり浮かびません。今までの仕事のコネを使って人材派遣業をするくらいですかね。でも、これも20年以上の仕事のコネがあるからです。新卒には築けない。
だから、起業、起業って言っている裏には「ネットが今おいしいぜ。」って言っているとしか思えない自分がいるのです。
僻みですかね。