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テレビショッピングの裏

昔、福島で仕事をしていた頃の話です。仕事から帰ってきて深夜のショッピング番組を見るのが好きでした。(と、言うかその位しか番組がなかったんです。)海外のテレビショップング番組で『テレコンワールド』って言いました。番組内は全て日本語吹き替えで放送されます。ネットも無かった時代、面白く見ていた思い出があります。結局、買いませんでしたが。娯楽として楽しんでいた思い出があります。

イメージが湧かない人も多いと思いますが、木村拓也さんの人気ドラマ『H.E.R.O.』の中で「あるよ。」が口癖のバーで放送されている番組。あれがテレコンワールドのニュアンスを一番再現していると思います。木村拓也さん演じる久利生さんも通販マニアでしたからね。

さて、前置きはここまで。

現在、よく日中でもテレビショッピングってやってますよね。主に美容系とか青汁系が多いと思うんですけれど。その中に、購入欲を高めるテクニックが2つ仕込まれているのをご存知でしょうか?

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1.本日のご注文(もしくは、この番組が終わってからx時間以内のご注文)での割引

本日ご注文いただければ、さらに1000円オフ!とかやっていれば、「せっかくなので今日買っちゃおうか!」と言う気持ちになりますよね。これが大事なんです。
一晩経てば結構物欲って消滅してたりするんですよね、翌日もテレビショッピングやってると思いますので新しい商品が出てきます。
「明日(と言う不確定要素)で買わせるなら、安くしても本日(確定要素)で売れ」これが商売の鉄則だったりします。

2.誠に申し訳ありませんが、お一人様3個までとさせていただきます。と言うミスリード

よく、こうやって販売制限をかける事ってありますよね。お一人様3個までとか言っているのだから物凄く売れているのだろう。なら3個行っちゃえ!ってなもんです。
実際、在庫は豊富にあるので、4個でも5個でも注文してもらっても構いません。スーパーの目玉商品とは違うのです。
実際は逆で、1個のみの購入者を減らし、極力3個買ってもらいたいからワザとそうやって言っているんですよね。次回のリピート購買も期待できるかわからないですし。売れる時に全力で売っちゃう作戦ですね。

まとめ

テレビショッピングってネット全盛の中ではすごい厳しい戦いだと思います。情報弱者への商売と言うか「ジャパネットたかた」さんとかの商品でパソコンとかが出ていて、PCのプロなら「そんなの買わないよ!」って言うものを「今なら、これも付けてなんとxx万円!」なんて言って売ってました。(今でも売っているのでしょうか?)
情報に強い人なら、その製品の購入レビューを検索したり、『価格.com』まどで最安値を基準に大体の相場を調べたり、って出来るんですよね。

テレビを見ない人も増えていますが、それは若者の話。ご年配の方はまだテレビ全盛で生きています。もし、親戚にそういうショッピングをしている人がいたらアドバイスしたいなぁ。なんて思う昨今です。

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