いじめを苦に自殺した女の子の写真が写真コンクールで賞を取り消しとか、再受賞とか言うニュースが賑わっています。
女の子の携帯には「もういじめないでください。」との文字。
本当に胸が痛くなります。
でも、残念ながら”いじめ”ってなくならないと思うんです。それは、受け取り側の気持ちもあるから、何気ない一言や行為でも、受け取り側が不快に思えば「いじめられている」「嫌われてる」と思うんです。
特に、いじめは学校で起こります。自殺するほど辛いなら、いっそ逃げれば良いと思うんです。極論ですが、不登校になっても「いじめから逃げられる」なら良いと思います。
よく、「悩んでないで思い切って親とかに相談しよう。」とか言うんですけれど、なかなか「いじめられてる」って親にも言い難いと思うんです。本当に苦しんでいるなら尚更。親とかに言っていればまだ対応方法はあると思うからです。親はいざとなったら引っ越しして転校してでも環境を変えてくれます。勿論、一定期間、不登校になっても良いのではないでしょうか？死ぬよりは全然良いと思います。
僕は、そういう人達の「駆け込み寺」があると良いと思います。完全匿名で匿ってくれる。心が落ち着いてから、ご両親に打ち明けるとか。
あとは、いじめられている人向けの電話とかもあります。いじめられている人って内向的な人が多いと思うので、「本当に辛いんです！！」と話せる（聞いてくれる人がいる）事が出来る場所があると言うのをもっとアピールした方が良いと思うんですが、ニュースとかでは「いじめは悪い」みたいな感じで締めてしまって、そういう情報は出してくれないんですよね。残念です。
とりあえず、機能している感じの所を掲載しておきます。
ストップいじめ！ナビ：https://stopijime.jp
文部科学省のSOSダイヤル：0120-007-110
東京都いじめ相談ホットライン：0120-53-8288
いじめの陰湿な所は1人のターゲットが生まれる事で他の人に「あぁ、自分はいじめられないで済むんだ。」と言う心理が生まれる事ですね、だから結果的にイジメに加担している事になるし、庇ったらターゲットにされてしまうんです。
本当に悲しいです。まだ、若くして自殺を選ぶしかないような社会が怖いです。
生きていればまだまだ楽しい事もあるでしょう。イジメられた過去を笑い話に出来るかも知れません。
僕が学生の頃はイジメと言っても無視やパシリ程度でしたし（後は「プロレスの技かけさせろ！」みたいなのもありました。）、仕返しをしている奴とかもいました。
今はネットとかもあるので更に陰湿なイジメもあるでしょう。
昔と今ではイジメの質が違うんだと思うのです。
LINEでハブられるかも知れないし写真を加工してばら撒かれるかも知れません。
この問題は絶対に無くならないと思います。だからこそ、「イジメを無くそう！」と動くのではなくそう言う人の為のセーフティーネットをもっと充実させるべきだと思うんですよね。
「いじめられる方にも問題がある」と言う意見も確かにあります。やっぱり性格上仕方がないんだと思うんですよね。その人に「もっと強くなれ！」と言うのも逆にプレッシャーですし、その人に周りが合わせるようするのも「なんだかなぁ」って思うんです。先生が「みんな、波秋君には優しく接しような！」なんて言われたら逆効果ですよね。
僕も仕事が辛くて毎日のように電車に向かって「あぁ、飛び込んだらどれだけ楽な事か。」と思った事があります。食事は味がしなく何も救いのない状態。
そんな時、僕は逃げました。休職と言う手段を取ったのです。
結果的に僕は今、食事も美味しく頂いてますし沢山では無いけれど「楽しいな！」と感じる事もあります。
「逃げるは恥だが役に立つ」と言うドラマが今やっています。漫画が原作だそうで。残念ながら未見なのですがタイトルはハンガリーの諺から取っていて「自分の戦う場所を選べ」と言う意味みたいです。いい言葉ですよね。
今生きている環境が苦手なら、自分のフィールドを探して生きてみるのも良いですよね。きっと学歴がなくても、今の時代なら生きていくことは出来ると思います。
多様性の時代と言われています。内向的な人はコミュニケーションが最小で済む仕事があるハズです。そして、そう言う世界になって貰いたいものです。
本当に、いじめによる自殺はなくなる社会になってほしい。
