秋葉原万世橋の麓（ふもと）に肉の万世のビルがあります。上の階に行けば行くほど高いメニューになると言われているビルです。
当時、上京したばかりの頃、千葉、埼玉、神奈川と東京近辺に住む友達との待ち合わせ場所は秋葉原だったのです。当時はまだ秋葉原は電気街で、PCを一通り見てから御茶ノ水まで足を伸ばして楽器やインディーズのCDを探したりしていたものです。
むかーし昔、この万世ビルでチャーハンを食べた思い出があります。”御意見箱”があったので、「高すぎる！」と書いた所、後日、商品券が届いた思い出があります。（当時は新人だったので食にお金をかける事はしていませんでした。）
その後、新橋というか日比谷のビルを拠点に仕事をしていた時に昼食で万世のパーコー麺を食べていた思い出があります。働いているビルの地下にあって何回も食べていたので、おそらく自分の好みにあったんでしょうね。
さて、久しぶりに秋葉原を散歩しました。特に目的もなくぶらり散歩です。秋葉原にも有名な飯屋が増えてきて今では沢山あるので、ネットで探してみても良かったのですが、別に「孤独のグルメ」気取りでもないし、かと言ってチェーン店では秋葉原感がない。って事で凄い久しぶりに万世でラーメンを食べることにしました。本当に10年ぶり以上です。
昔はラーメン部門もビルの中にあったと思うのですが、ビルの1階は結構様変わりしていて、ビルの裏（？）みたいな所にラーメン部門が移動していました。夜は居酒屋になるそうです。
で、名物のパーコー麺にしようかなとも思ったんですけれど、そんなに肉肉しい物を食べたい気持ちでもなかったので、ノーマルなラーメンにしました。いきなり金額（600円）を要求されたので、「前金制ですか？」と聞いたら、「食券制です。」との事。申し訳ない事をしましたが、食券機が見当たらなかったんですよ。店員さんも「見難い所にあるんですよねぇ。」と申し訳なさそうに言っていました。
で、ラーメン。
美味い！懐かしい！って感じです。醤油ラーメンベースだと思うんですけれど、ちょっと太めの麺が美味しくてですね。
都会のラーメン屋で600円のラーメンって結構安い部類に入ると思うんですけれど、全然、600円払う価値があると思いました。（ただし、名物のパーコー麺になるともっと高くなります。当たり前ですが。）
で、麺とスープを味わいながら、「あぁ、日比谷で働いていた時によく食べたなぁ」と懐かしい思い出を思い出したものです。なんかいいですね、ラーメンで当時を思い出すってのも。なかなかない経験だと思います。
普段なら飲み干さないスープも完飲してしまいました。
肉の万世で「肉」を食べるには割高ですが、ラーメンは比較的安く食べれるので、秋葉原にお出かけの際に何を食べるかに迷った時は候補の1店舗として候補に挙げると良いのではないでしょうか？
載せるまでもありませんが、一応地図も載せておきます。
