滋賀県大津市の中学校で、いじめによる自殺と言う事件がありました。色々といじめを苦に自殺する事例が後を絶ちません。
それにしても、本件における学校や市の対応ってのはやるせない気持ちにさせられます。
事象を知っているかぎり上げますと自殺の練習をさせるなどの酷いいじめの結果の自殺なのですが、対応が酷いです。
・生徒にアンケートをとったけれど、「推測で書いた」ので、事実性が確認できない。
・先生も加担していた。(「やりすぎるなよ。」と事実を認めた上での容認発言。)
・学校では「余計な事を話さないように。」と箝口令
・市の教育委員会は「いじめた側にも人権があるので、詳しくは聴けない。」
挙げ句には、
・大津市、遺族にいじめの日時や現場特定を要求。
呆れて物が言えない位ならいいですが、怒りがこみ上げてきます。
ちなみに、最後の”いじめの日時や現場特定を要求”は、僕なら”日「学校のある平日」時「就学時間内のおもに休み時間」で絶対にいじめがあるので、裏は大津市でとって下さい。”と言いたくなります。
でも、いじめって無くならないと思うんです。
勿論、程度はあると思いますが。(パシリに走らせるのもいじめの一環ですよね?) でも、今回の事件は酷いし、あまりにも対応が酷い。
一番やるせないのは、学校側(先生側)がそれを黙認していた事。ここまで酷くなっているのに、黙認。
先生の質も落ちているのか?と思ってしまいます。
僕が高校時代にもいじめはありましたが、そこまでは酷くなかったですし、まず先生が強かったです。体罰ありましたからね。勿論、悪い事をして口で言っても聞かなかった上での体罰ですが。
今回のいじめ事件。僕は学校を辞めるという判断もあったと思うんです。それこそ死ぬ思いをしながらも学校に行くのは凄い精神力だと思うんです。でも、その精神力にも限界が来てしまった。
登校拒否と言う方法もあるかもしれなかったけれど、同じ学校ならばこの体質は治らないんでしょうね。逆に登校拒否すると先生が「学校に来るように。」って言ってくるのでそれで登校したらより酷いいじめが待っている可能性がある訳です。
それでも、僕には「逃げると言う方法もあるだろう。」と思うのです。
転校してもいいし、家族の理解があれば別の土地に引っ越してもいい。それがだめでも、中学校を最後まで登校拒否しても良かったと思うのです。
ーそれでも死なないのです。
「じゃあお前はなにをするんだ」って,まず自分の子どもに「逃げずに死ぬより逃げて生きるほうがいい」「逃げろ逃げろ,どんどん逃げろ」「正しくなくてもとにかく生きろ」と言い,それをこういう場所でも何度も何度も言っているわけです。そしてそれをたくさんの人が読んでいる。
— 渡邊芳之 (@ynabe39) July 8, 2012
もちろん、逃げるという判断には勇気も要りますし、日本という国で今後生きていく上で色々と足かせもある。でも、いじめを受けるよりはいいじゃないか!と思うのです。
世間にはニートだって沢山いるし、そういうのになったっていいし、若くしてもバイトは出来る。 それ相応の勉強を教えてくれる場所はあるし、高校に行かなくても大検という制度もあります。
でも、もし転校しても、またいじめられるようでしたら、残念ながら性格の問題があるかもしれないです。いじめられやすい性格ってあるみたいで。これは頑張って性格を変える事も必要かもしれません。
後は、ネットでもいいから、友達がいれば良かったと思います。よく分からないので親友がいたのかもしれないですが、両親だけではなく親友やネットでも色々と相談して、生きる勇気を持って欲しかったです。
正直、学歴なんて飾りなんです。そういうのに重みを置いて就職の面接をする会社もありますが、ノマドワーカーや、個人でも起業できる今、自分にあった生き方って、けっこうあるものです。
一流企業に入る事が人生の目的ではありません。
一流企業に入ってもプライベートを捨ててまで仕事をして、「何やってるんだろう、俺。」と思う人も多かったりします。増えていくのは思い出ではなく通帳の残高だけ。
それよりも、楽しいと思いながら毎日をすごせれば良いのではないでしょうか?通帳はかつかつだけれども思い出が増えていく。
ー死んだら終わり。
簡単にこういう言葉を言う人もいるかもしれません。例えば、「鬱病は甘え」とののしって、結果、鬱病が酷くなり自殺する人に対して発する言葉です。
ー”死んだら終わり”は極論ですが、こといじめにおいてはこの言葉は有効。どんどん逃げましょうと言いたいです。
あ、これはいじめとかの話であって、なんか自分に納得がいかない度に逃げていると、”逃げ癖”についてしまうので、ご注意を。
かしこ。