除夜の鐘と言えば年越しの風物詩であり、108個の鐘に一つ一つの煩悩が含まれていて、それを浄化するので有名ですね。
「ゴーン、ゴーン」と聞くと、あぁ、今年も終わりだねぇ。と思うものですが、なんとこれもクレーマの被害に遭っていて中止にしているお寺とかもあるそうです。
「うるさい」がその理由だとか。
意味わかりません。年に1回ですよ。年末だけですよ。基本的にお休みの日のはずです。
どんだけ余裕がないんだよ!そんなクレーム出すお前が煩悩だらけだよ!
と思ってしまいますが、それを聞かないといけないような世の中になっているのも事実。
うーん、なんか世知辛いですね。
そもそも、除夜の鐘は僕が子供のころからやっている風習で(と言うかもっと前から)、ここ数年で始まった風習ではありません。
と、言うことは昔はクレームがなかったんですよね。恐らく数件はあったんでしょうが、「まぁまぁ、一年に一回のことですし。」と優しくなだめられたことでしょう。
ここ数年なんですよね。クレーム文化になったのは。一億総クレーマー時代です。
確かに僕もクレーム入れた事はあります。それはタクシーで明らかに回り道をされていつもの金額(よく通っている道だったのでわかっていた。)よりかなり請求された時です。見たいテレビもあったし、回り道されてイライラするわ。
そういう時位ですよ。クレーム入れたのは。
まぁ、僕が働いているSE業界では「お客様からクレーム」が入っていると営業を通して言われる事があります。仕事ぶりが気に入らないとか、そういうクレームだったりしますが、これはこちらにも落ち度があるので担当を変えるか「ごめんなさい。」して終了です。
(ちなみに出禁になるSEや営業もいます。これが結構日常茶飯事だからこの業界は怖い。)
なんか「うるさい」って言う理由だけで日本の文化を無くしていくのはなんか違うと思うんですよね。
ロンドンの「ビック・ベン」は毎日正午にメロディーを奏でますが、これにクレームを入れる人はいるのでしょうか?
深夜にうるさい!って年末の1日だけですからね。
除夜の鐘よりも、初詣の参拝で混雑する方がよほど迷惑なのではないかな?なんて思うんですよね。
僕は除夜の鐘は好きですけれど、比較的家から近い有名どころの川崎大師とか凄い混むところには初詣にはいかないな、と思います。
近場で済ませようと思います。
今年が本厄でひどい目にあったので、後厄はちゃんとお祈りしておきたいと思ったので。