「雑談力」と言う本を読みました。ちょっと前に流行っていたのを今更買ってみました。
僕はもっぱら雑談が好きなので、ある意味、答え合わせの気持ちで読みました。大抵は当たってるんですけれど、問題はその「雑談力」をどこで発揮するか?なんですよね。
アンテナを張っていろんな小話を知っていても、日常会話の中で突然出すには突拍子もありません。
この本では、「(話題が決まった後の)雑談の話し方。」について書いてあるのですが、「どのタイミングでその雑談を出すか?」については書かれていません。
この本の残念なポイントがここです。「爆笑必至!電車の中では読まないでください。」と言う帯が泣いています。
確かに、あるテーマについて話すときや、朝の朝礼のスピーチ、会話が続かなくなって場が「シーン」とした時に突然切り出すには良いのかもしれませんが、変なテーマを突然話すと「は?お前何言っているの?」って言う空気になりがちです。
「雑談力」は本なので、”読む”だけですが、実際に会話する際には会話の抑揚なども必要です。(この本でも話術が7割と書いてあります。)
この本もオーディオブックみたいに実際の語りを聞けば笑えると思うんですけれど、本だけだと伝わらない。
そこで、僕がオススメするのはお笑い芸人のラジオを聞くことです。毎週曜日の枠を持っているお笑い芸人さんはラジオでは基本的に「今週起こった事」を最初のフリートークで話します。ネタを披露する訳ではないし、毎週同じ事を話していると飽きられてしまいますよね。
なので、お笑い芸人のラジオを聞いて「今週何があったか。」と言う誰でもある日常をどうやって”笑い”に変えるか?がポイントになります。
さすがに毎週数時間のラジオを数年間もやっている芸人のラジオをは会話がちゃんとしています。
基本的にラジオは台本と言うものがありません、大体の時間とコーナーを書いた「Q(Cue)シート」と言うものがあるだけです。そこで、どれだけ、話を聞かせるか。ほぼアドリブですよね。僕はおぎやはぎさんのラジオが好きなのですが、そのフリートークの中でさりげなく雑談力が出てくるのです。おぎやはぎさんはゴシップも好物ですが、雑学も強いです。サラリーマンをやっていたからでしょうかね?
あと、最後に、せっかくなので僕から一つ「すぐに使える雑談力」を書きましょう。
キャバクラに行った時に、話が行き詰まったりする事ありますよね。シーンとする瞬間ってあると思うんですよ。
向こうから、「お仕事なんですかぁ?」とか聞いてきてくれればいいですが、なかなか会話に入らず、無言タイムに入ったら、「音楽とか聞く?」と聞きましょう。そこから会話が生まれます。それで音楽に興味がなかったら、「こう言う仕事しててなんだけれど、ドラマとかテレビとか録画して見てるのある?」といきましょう。これで大抵の女の子は口を開きます。
向こうが話し出したら、エンジン始動です。そこから好きな俳優や女優の話(音楽で盛り上がったら好きなバンドや歌手)で合わせて行けばあっという間に「延長どうしますか?」の時間になります。
先輩に無理やりキャバクラに連れて行かれて、女性とマンツーになった時、あなたに雑談力がなければ、この話しでOKです。話が合ったらLINEの交換できますよ。(後日営業LINEがうるさいですが。)
とにかくラジオは「見せる」では無く「聞かせる」メディアです。それを聞くことで抑揚や話の切り替え方とか勉強してみてはいかがでしょうか?今ではradikoもありますし、どこでもいつでも聞くことができますからね。
案外、世界がわかるかもしれませんよ?