中国では何億円のビジネスになっているとニュースでやっていました。YY.comと言うサービスを使って、一般の女の子が生配信を行い、それを見たファンが投げ銭(実際にはお金ではなく、クルーザーを流すとかそういう形で画面に反映される)する事で、配信主が「xxさん、ありがとう!」と話してくれると言うものです。
テレビで放映していたニュースではエンジニアの人が数万円する”クルーザー”を流し、「これで、画面の女の子が僕の名前を呼んでくれるんだ!」と興奮気味に話しておりました。
人気配信主になると、数百万のお金が動くそうです。
勿論、投げ銭にはサービス運営会社の中間搾取が入りますので、このサービスを考えた人はウハウハでしょうね。
この投げ銭モデルは「ギフティング」と呼ばれているそうです。新しい世界のビジネスモデルですね。
すでにこのビジネスモデルは日本でも話題になっており、現在では「SHOWROOM」と「生テレ」がその2強ではないでしょうか?(世界的にはLive.meと言うサービスがあるそうです。)
SHOWROOMはSHOWROOM株式会社が運営しており、生テレはニコニコ動画のドワンゴとKADOKAWAの協力で運営されています。
僕が知っている限りでは、巨大艦AKBGがSHOWROOMを利用しており、ホリプロが生テレを使っている感じですね。
勿論、一般の人も集客さえできれば配信が可能です。
そこで考えたのですが、ミュージシャンのライブやお笑い芸人のライブもこのようなストリーミングでのギフティング方式に変わっていくのではないでしょうか?
まぁ、アイドルのフリートークの画面に花火が上がったり、流れ星が出るのはいいですけれど、ミュージシャンは演奏、お笑い芸人はネタなのでこのように再生中に画面を邪魔(失礼)するようなシステムとは相性が悪いと思いますが、考えようでギフティング+コメントできるような形にすれば良いと思います。
ー音楽なら、エモった感動した時間(何分何秒)とかに”拍手”ボタン
ーお笑い芸人なら、笑った瞬間(何分何秒)に”爆笑”ボタン
こうするとミュージシャンとかも「この曲のどこの部分で共感を得れたのか?」がわかりますし、お笑い芸人も「ここのボケツッコミがやっぱり笑われた。ここのボケはイマイチだったな。」なんて分析する事も可能です。
勿論、匿名で投げ銭ではさすがに自己顕示欲が満たされないので、自分の代わりのアバターを作ってそのキャラが画面に出るのが良いでしょうね。んで、後日(もしくはアフタートーク)、そのアバターの名前に対してコメントするとか。
技術的にはニコニコ動画やSHOWROOMのシステムを利用すれば可能なので、すぐにでもサービスインが可能だと思います。
ただ、音楽やネタは画質や音声が大事になってくるので、家での配信は難しいと思います。
月500万円を売り上げる配信者も。生配信アプリ「SHOWROOM」 が語る、第三世代のエンタメビジネスと、人気と認知の高さがベツモノである理由。(アプリマーケティング研究所)より画像引用
Youtubeも専用スタジオがあるように、同じようにライブハウスとかネタ小屋にこのような機材を配置すれば大丈夫でしょう。少々高性能のPCとカメラとマイクがあればOKだと思うので日本中どこでも設置可能だと思います。
今は、CDが売れない時代です。ミュージシャンはYoutubeで曲を配信して、ライブでの集客を目指します。でも、最終的にはライブハウス満員だと思いますけれど、ライブハウスになってしまうと地方性が出てきてしまうのでこのシステムはいいと思うんですよね。
また、SHOWROOMや生テレと同様に基本的に生放送、ライブストリーミングにするのが良いと思います。
昔はUstreamとかと言うライブ配信モデルがありましたが、集金モデルにはなっていませんでした。時代が変わると共に集金モデルが生まれてきます。過去では考えられなかった世界、確実にネットによる多様性は広がってきているのですよね。