いきなりですが、「マラソンって何kmだって?」と聞かれたらなんて答えるでしょう?
「約42km」って答える人って少ないと思うんですよね。「42.195km」ってバシっと言えちゃうと思うんです。何ででしょうね?マラソンの距離って正確に暗記しちゃうんですよね。
普段の会話などで、具体的な数字をビシっと言えるとかっこいいし、説得力が増します。
百田尚樹さんの「雑談力」と言う有名な本にも「数字は正確に」って書いてあります。僕も実にそう思います。
あとは、円周率ですが、3.14(ゆとり教育の時は”おそよ3”なんて教えていたとか。恐ろしい)ですが、3.1415926位まで覚えておいた方がデキる感じがします。ただ円周率は無限小数(割り切ない)ので、どこまで覚えるのかは少々考えものですが。
あとは、絶対零度って言う言葉を使うときも「-273度」って覚えておいた方が、感覚が湧いて来ます。
僕が理系(工業高校卒)だから数字を覚えていると言う訳ではないんですよ。興味のない事は全然数字覚えてないですから。
でも、自分の知識を吸収する時は曖昧な数字よりも具体的な数字(決まった値があるのなら正確な数値)を覚えておいた方が良いと思います。
これが非常に説得力に影響するんですよね。
お笑い芸人のブルゾンちえみさんが、「世界の男性は35億」って言ってますけれど、これもそう。星の数ではなく地球上のおおよその数を覚えておいた方が聞いている方が想像つきやすいんです。
地球の男性の正確な数値なのは存在しないので、この場合は大体の数(1000万なのか1億か10億か?)を覚えておくのが良いです。単位感は大事です。
規模感って大事で、僕も仕事していて、「見積もりオーバーしそうです。」って言われた時に、「え?100万の桁?億の桁?」なんて聞きます。オーバーしている事実はわかるんですよ。でも、こっちにも心構えってものが必要です。
ちょっと話が横道に逸れましたが、最低、未確定な数字は規模感がわかる事が大事です。
話を元に戻しましょう。
バッチリと数値を覚えておくと気持ちいいですし、お話をする時にも有利に運びます。
あなたが、雑学を吸収する時、そう言う時はそのお話で出てくる数値を覚えておくと良いです。これ本当。他人との差もつけられます。
また、これが重要なのですが、あなたがもし会社員(それもお金を動かす立場)であれば、数値を覚えておくことは「マスト」です。
僕はエンジニアですが、社内会議などに出なければいけない場面が多数あります。
まずは資料を作るのが大変なのですが、上司(や審議する人)は、想定外の数字を質問に上げてきたりします。
そこで、「えーっと次回までに」とか「ちょっと待ってください。(と言いながらExcelを開く)」なんてやっていたらダメです。その場で正確な数値が言えれば「お、わかってるな。」となります。
デタラメでは勿論ダメです。自分が逆の立場になった時の想定質問を考えて、その数値を事前に計算しておく。
プログラマなら、生産規模に対する生産性とかを事前に計算しておくと良いでしょう。上司はもしかしたらその数値を聞いてもわからないかもしれません。でも、具体的な数字が出てくるとそれだけで場の空気が一気に引き締まります。
って事で、雑談からビジネスシーンまで、数字を正確に覚えておくと人生うまくいきます。20年以上仕事をしている僕が断言します。
「細けぇ数字はいいんだよ!」って言う人もいますけれど、説得力が必要となる場面では細けぇ数字じゃないと通じない世の中も存在する事は事実なのですよ。
では。