肝臓エントリーシリーズ最新版です。皆さん、お酒と肝臓に興味があるのか、肝臓エントリーは今でもかなり読まれています。
さて、お酒が好きな僕ですが、肝臓の値が年をとるたびに悪くなって行っています。飲む量が増えたとかではないので、肝臓の経年劣化でしょう。
と言う訳で、「酒は辞めたくないけれど俺の体は実際どうなのか?」と言うテーマで我ながら色々と経験しました。
今回は、総合病院の肝臓内科医に診てもらおう!編です。
事の発端は、僕がいっつも通っている心療内科で採血してもらった時に「白血球の数値が多いので病院(内科)で診てもらって下さい。」と紹介状を書かれた事です。
確かに、白血球の数は多かったです。健康と判断される最大レンジの1.6倍位あったので。でも体調とかも問題ないし気にしてなかったんですよね。
って事で家の近くにある総合病院に行ってきました。まずは内科の先生に紹介状を渡し話すと「今日は一通り検査しましょう。その結果を持って次回診察します」と言われました。やはり血液検査はしないと始まりませんからね。
でも、今回は、採血(血液検査)だけではなく、採尿、心電図、レントゲンと色々検査させられました。次回は腹部エコーだそうです。これに眼科の検診とバリウム検診をプラスすると人間ドック並みの検査になりますね。
で、次回の予約の紙を貰いました。3週間後位でしたね、案外先の話でした。
診てみると次回のDrの名前が書いてあり担当に”肝臓内科”と書かれていました。内科の中でも肝臓に特化したDrなのでしょうね。これは期待大です。
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(三週間経過中)
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さて、検診の日になりました。少々早く着いてしまったのですが腹部エコーは検査してもらう事が出来ました。検査してくれた人に「どうすっかね?」と聞いても「Drから聞いてください」として言ってくれないんですよ。いけずですね。エコー取りながらどんな状況かわかっているくせに。
でも、肝臓内科の先生は予約していた時間にならないとダメらしく一旦帰宅(歩いていけるので)する事にしました。二度手間です。
時間経過し、いざ肝臓内科の先生の元へ!
今回も女性の先生でした。経験上、女性の先生は厳しいイメージがあります。何年か前も内科の女性の先生に診てもらった時に「一ヶ月間一切飲むな。」と言われましたからね。男性の先生の方が「休肝日を設けましょう」位で許してくれる感じです(それもどうかと思いますが)。
血液検査の結果ですが、僕が予想していたよりは良い数値になっていました。これなら、「ちょいと飲み過ぎの人の肝臓」レベル。エコーの結果は軽い脂肪肝でした。確かに血液検査の結果、中性脂肪も高かったので、これではお酒なのか食事なのかどちらが原因かはわかりません。
結果は飲む量を減らせ。でした。500ml1缶にしろ。とか。
で、「できればやめられればいいんですけれどね」と。要は一日に摂取できる量(分解できる量)まで落とせって感じでしたね。
ちなみに、肝臓の薬としてグリチロンと言うのがあり「それを処方してもらえませんか?」と聞いてみましたけれど、「あれは血圧上がるしカリウムも上がる。あなたの肝臓には傷口に唾をつけるレベル」とあっさり言われてしまいました。今回も処方薬はなしです。
一応、こちらも譲歩(?)として休肝日の話(節酒の誠意を見せたい)をすると、「あったほうがいいけれど、無駄」。で、代替品としてのノンアルコールビールの話を提案すると、「未練がましい。そう言うのを飲む位なら一切飲むな」と一刀両断です。
でも、一滴もお酒を飲むなとは言われませんでした。肝臓内科の先生に言われたのでホッとしましたね。
キツめの先生でしたが、今回は内科の先生と言うより、肝臓専門の内科の先生です。週に1回しか僕が行っている病院に来ない先生。かなりレアです。
その先生が言うのだからそう言う事なのでしょう。ちなみに、「肝硬変の可能性はまだ全然ない」との事。これも安心しました。
あとは、そもそもの原因になった「白血球の数」ですが「虫歯ある?」と聞かれ「はい」と答えると「多分それ」で終わってしまいました。とほほ。全部の歯治したい。
結果的に通院と言う形にはならずに今回で終了でした。
ちなみに前回検査した、採尿、心電図、レントゲンに関しては一言もありませんでした。問題なかったんでしょうけれども、完全スルーと言うのもびっくりです。
いつもながらですが拍子抜けで帰るのでした。
この半年でお酒との付き合いを色々な角度から体験、診断してもらって色々巡ったので、まあ自分で納得です。
次にこう言う方面で行くとしたら、最後の砦です。キーワードは”久里浜”。でも、あそこに行ったら終わりなんだろうなぁ。
お酒好きな皆さんも、飲む量は増えなくても身体はどんどんと老化していきます。「次の日酒が抜けにくくなった」なんて思われている方は、ぜひ、血液検査をしてみる事をお勧めしますよ。
では!