ライフハッカーはフリーダムの夢を見るか？
Do LifeHackers Dream of Freedom World?
ライフハックを極める！とか言って自分が設定したスケジュールに囚われると言う本末転倒になってませんか？ 特にフリーランスの方。
確かに10分単位でスケジュールを引くととても気持ちが良いものです。「お、ここは空き時間だな何か入れれるぞ！」なんて最初の頃は思ってしまいますよね。
でも、会社員として自分の生活の中で仕事上の会議や飲み会など複数人で行う必要があるスケジュールは必要ですが、細分化しすぎたGTD（Getting Things Done）に逆に不便を感じてまうと思うんです。
スマホをいじってると通知センターからポーン！と「爪切り 3分」とか出てきて慌てて爪切りを探すも見つからず、タイムオーバーしてしまい、結果リスケ（のためのGTD変更）をする必要になります。これって本当にライフハックですかね？
僕は、”今日は可燃ゴミの日”とか、”散髪して１ヶ月経ちました”、とか、”前回爪を切ってから3日経過してます”。程度の情報を通知してくれるだけでで十分ライフハックになると思うんですよね。あとはGPSを利用して帰宅の最寄駅で「今日はティッシュが切れてるので買って帰りましょう！」とか。（これはiPhoneのリマインダを使えばできるはずです）
なんかライフハックを目的にして自分の生活が逆に窮屈になり、本末転倒になっているのではないか？って思うんです。
フリーランスは自由だ！と言いながらライフハックと称したGTDに囚われる二律背反。
そう言うのも、あなたの生活をハッキングしているのではなく、逆にクラッキングされているのではないか？って思うブログ記事を見ることがあるからです。
ブロガーは「会社員と比べて自由な時間が多い」と言いますが、そう言う人に限ってスケジュール管理をしたがります。「自由とはなんぞや？」とも思いますが、こう言う場合は「場所に束縛される」ことを不自由と定義しているのでしょうかね？確かに会社員に比べてノマドワーカーは比較的に自由な場所で作業が可能ですからね。（喫茶店とか）
会社員だと、どうしても「会社のデスクに座っている時間」で評価されがちですからね。これも間違いだと思いますが。
ブロガーとしての”全くの自由”と「ブログを書いても書かなくても良い」とは、違う次元の話だと思います。会社員が会社に拘束されている時間はプロブロガーとしてはブログ記事執筆（アウトプット）の時間と同義となります。
なので、プロブロガーになると「今日は気分が乗らないからブログ書かないや」と言う事はできなくなります。「１日３記事アップしないと！」って。それって会社員の作業ノルマと結局は一緒なんです。
また、特化ブログ（趣味やスポーツ）ならインプットやアウトプットは決めやすいですが（テンプレ化しやすい）、雑記ブログの場合は圧倒的なインプットが必要になります。
そのインプットを薄めて複数エントリーに分けるか逆に濃度を高めて一つのエントリーに纏めるか。これはプロブロガーの中でも議論があると思うので、僕は僕なりにやっていこうと思います。僕はプロブロガーではないので。
まぁ、ライフハックと言うかライフログとして、体重を測ったりするのはいいと思いますけれどね。それをブログに公開するのであれば、月に１回位で変動を載せて「あぁ、この時は焼肉食べ放題言ったんだっけ」とか思い返すくらいで良いと思いますよ。
ライフハックを極めすぎて逆にクラッキングされている、そんな危惧をしています。本当にライフハックを極めた人は、実にシンプルに動いていると思いますよ。
今回はそんなところで。
