行きつけのBARでは定期的にレクリエーションがあります。
それがソフトボールだったり、ROUND1で遊びつくそう!だったり。
そして、定例となっているのが「料理会」です。
基本的にはこのBARはスナック、おつまみ程度しか提供して居ませんが、料理が好きな(実際に料理で生計を立てて居た)常連さんが集まって本格的な料理を作り、そしてこれまた常連さんを呼んで「みんなで美味いもの食べよう!」って言う会です。
BARなのでお酒の心配は要りませんしね。
って事で僕も常連として参加しているのですが、僕の作る料理は「味が濃ければよい!それが男の料理!」と言うものなので、基本的に調理側には立って居ません。
では何をしているのか?
と言うと「公式PRESS」として写真を撮っているんですよ。(iPhoneでですが)
過去、そうやって写真を撮ってきてそれをiMovieでつなげてiTunesに入っている曲を付けると言う簡単なプロモーション動画を作って居たんですね。まぁ、完全ボランティアです。
で、今回は初めて、公式PRESSとして”動画”にチャレンジして見ました。(これまたiPhoneでの動画撮影ですが)
動画を所々録画し、写真もバシっと撮って。さぁ、素材は十分に揃いました。DVD一枚ギリギリの容量を食ってしまいましたが。
ちょうどGWもあったので「さて、編集しますかね。」と思ったんですけれど、アイデアが全く浮かびません。今までは写真をつなげて適当な曲を流すと言うスタイルだったのであまり考えなくても曲さえ選べば比較的簡単に出来たんですけれど、今回は動画もある…と言う事で悩んでおりました。
でも、イメージプランはあったんですよ。パニックムービーっぽく、手持ちのカメラでドキュメントを撮る感じと言うか。
映画だと、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とか「クローバーフィールド」みたいな感じをイメージしております。
iMovieは繋げる事しか基本的にできないので、「こりゃ、AdobeのPremire使ってみるか!」と。そんなものを使いこなせるのかは全く謎ですが、とりあえず動画のプロやYoutuberが使っているソフト使ってみようってな気分です。
で、これがいいことに、今は月額制になっていて(買い切りでは無い)、最初の1週間は無料なんですよ。最初の1週間はadobeの製品使い放題!ヤッホー!ってな気分ですね。
早速、会員登録して、Premireをダウンロードします。
で、イメージして居たように動画を繋げて…と思って居たのですが、ここでトラブル発生です。どうにもテロップ(テキスト)はつけれるけれど、テロップのアニメーション(タイプライター風が欲しかったんです)が出来ない模様。
さらに、編集していると普段は静かなiMacがウォーーーーンと悲鳴をあげて居ます。これはやばい!って事で、一旦放置です。
その内に、「今回は素材だけでもいいかな。」なんて気分になり、GWは過ぎ去って行きました。とほほ。
で、また活力が湧いてきたので、「Premire テキスト タイプライター」で検索すると、すげー面倒臭いの。で、一番簡単なのが、「そう言う部分はAfter Effectsでやるのが一般的ですよ。」との答え。
知らない製品が出てきました。Adobe After Effectsです。文字の感じから「後からエフェクト追加するぜ。」って感じの製品ですね。
PremireもAfter Effectsも同じAdobeの製品なので、動画作成者はこれらを両方使いこなし動画を作っている模様。
しかし、Premireの使用期限(1週間)はすでに切れてしまっています。月額でお金を払ってプランに入ってもいいんですけれど、いささか初心者には高価。でもAdobe1製品って限定したら結構リーズナブルな価格になるんですよ。
で、考えたのが、「iMovieで動画を繋げて後からAfter Effectsで文字入れや画像転換のフィルターを入れる」と言うものでした。
ただ、iMovieで吐き出したファイルをAfter Effectsが食べてくれないとお金の無駄になるのでここだけはちゃんと事前に調べました。
で、iMovieで動画を繋げて行きます。これは比較的簡単な作業です。ただ結構な量の動画を繋げたので、吐き出し(ファイルにして保存する)に結構な時間がかかりました。
これだけで、「うわー、動画編集者って大変だなぁ。」と思ったものです。
出来上がっても、それをファイルに吐き出すのに時間がかかると言うのは、もし時間の制限があれば結構なリスクになります。
さて、無事mp4のファイルが出来上がったで、After Effectsをダウンロードです。(これも結構時間がかかった。)
しかし、After Effects自体使うのは初めて。なんとかネットで調べては居たんですけれども、まぁ初挑戦でした。
まずはベースとなるiMovieで作成したmp4をタイムラインに乗せて、タイプライター風の文字を入れる。文字は明朝にしました。これ縦横比を変えれるのっで、「おぉ、エヴァっぽい!」って気分になり、どんどんのめり込みます。
最初は試行錯誤して居たんですけれど、最低限やりたいことは一通りできるようになりました。んで、しこしこと作って居たら、ポップアップが。
「メモリ足りません。」
うわー。これはエンジニアならわかる最悪の事態。すぐに保存してキャッシュを削除しメモリーを解放です。
僕のiMacはメモリ16G積んでるんですけれど、それでも全然足りないですね。
で冒頭の5分の部分まで作って時計を見るとなんと0時を超えているではありませんか!普段は22時には眠るようにしているのに!
って事で眠ることにしました。最後に今できている部分だけ動画として吐き出します(ファイルを作ると言う意味です)。それだけで15分かかります。
またiMacがウォーーーーンと唸り、CPUの利用率は平均して90%!過去最高にiMacに負荷をかけていることになります。
最終的に出来上がった最初の5分を見て、「これを全部やると土日潰れるな」と思いました。
そう考えると毎日動画をアップするYoutuberって凄いんだなぁと身をもって経験したわけです。
確かに、動画を繋げて部分的にテロップをつけるだけならさほど時間はかからないと思いますが、編集が凝ってたり、テロップの出し方が絶妙なTopYoutuberってのは本当に凄い時間をかけて編集しているのだなぁ。と言うのがわかります。人気が出る人はちゃんと編集に気を使っているのもわかる気がしました。
また、マシンスペックもかなり必要なので、「Youtuberがゴミ箱みたいなMac Proを特盛(フルスペック)で買う」意味もわかったような気がします。
Youtuber御用達
ただ、これ、ハマると何時間でも時間潰せますね。こう言う作業が苦でない人は。テロップの出し方もコンマx秒に拘りだすとキリがありません。
そう言う意味で言うと、あの伝説の低予算ローカル番組「水曜どうでしょう」のテロップ職人は凄いなぁと思ってしまう次第です。本当にテロップのタイミング一つで笑いが台無しになってしまうんですよね。
まぁ、まだ結果的に動画完成して居ないので、個人的にはまだ楽しめそうです(暇つぶし?)。BARのマスターと常連が喜んでくれるかは別ですが。
あ、あと、0時過ぎに寝るのが久々だったので、翌日見事に寝坊した事をここに報告して〆とさせて頂きます。