はじめに
副業を色々と探しております。シンプルにお金が欲しいからです。楽して儲けなくても良いので仕事をしてでもお金が欲しい。
本業もあるので副業と言うかたちになります。ライターの仕事を探していたのですが当たりのサイトを見つけるのが大変です。
バナーから飛んで言って適性試験の文章を1時間位かけてしっかり書いたのにお祈りメールすら届きませんでした。
そうなるとプログラムか…でも、人材派遣には興味はありません。結局時間拘束されて生産性は見てくれないからです。
常々、知的生産性の在り方に対して疑問を持っていました。
って事で探していたら良いところがあったのでご紹介します。
コデアルと言う会社
ちなみにその会社の名前はコデアル株式会社と言います。
英語で書くと、Code::ideal。コロンを2つ連ねる所がすでにプログラマ魂に火をつけますね。
僕が最初に感じた感想は「あぁ、エンジニア(プログラマ)に特化した会社だなぁ。」って点です。
僕はSIerとして20年以上働いてきて、自身をエンジニアとした時の日本の「知的生産性」の求め方(評価の仕方)に疑問を持っていたし、十葉一絡げで作られたチームが全員「システムエンジニア/プログラマ」で括られるのにすごい疑問を持っていたのです。
中でも、対人で話したりするのはすごく苦手だけれども、要件を受け入れるのがものすごく早く、そして短期でプログラムを組んでくれる優秀なエンジニアなのに、会議などで会話が苦手で一言も話さないとか、うまく状況を言葉で伝えれらないと言った点で低い評価を受けているエンジニアを何人も見てきました。
なので、対人で話すのは苦手だけれどもプログラムの生産性が本当に高い(けれど正当な評価を受けれてないと思う)人にはオススメのサービスだと思います。
履歴書よりもGitHubのコードを自分の能力として判断してもらえるのは日本ではまだまだないと思います。これからはそう言う形の採用方法が増えてくると思うのですが、今の日本ではどうしても今までのプロジェクトの経験とかになってしまいます。あとは知っている言語とその経験年数位でしょうか?
その点、このコデアルの採用方針は日本ではすごく進んでいると思いました。
「普通の人が10時間かかる作業を1時間でできる」と言う実力のあるプログラマーを募集している点には大賛成です。知的生産性について大企業では適用したくても適用できないもどかしい点を克服していると思います。なので、「働いた時間分金をくれ!」と言う残業体質が身についている人にはマッチしないかも知れません。
と、ここまで書いて、コデアルの愛宕CEOと話す機会に恵まれましたので、ここからはインタビュー形式で書いていきます。
愛宕CEOインタビュー
“最高の製品で、最高の経験を!”
コデアルのビジネスモデル
まずは僕は調査していた時はコデアル株式会社は「人材派遣業」だと思っていました。リモートワークで作業はするが、クライアントとコデアルとの契約になると思っていたのです。気になっていたのでそこを愛宕さんに聞いて見ました。
すると、「ここはよく誤解されるんですが、僕たちは派遣業務は一切やっていない」との事でした。
派遣業はやっていない。つまり中間搾取はしていないと言う事になります。ここが一番不思議なところでした。
聞いてみると、2社(者)(クライアントとエンジニア)間の契約としているそうです。そこにコデアルは入らない(つまり中間搾取できない)モデルになっているのです。
ではコデアル自身の収益モデルは?興味が出て来ました。
そこの仕組みも愛宕さんが教えてくれました。
それはクライアントからの広告料で成り立っているとの事。
つまり、ゼクシィモデルです。
ただ愛宕さんが言っていたのは「(ゼクシィは結婚なので1回きりだけど)うちは何回でも継続する。」との事。確かにそうですよね。継続的な付き合いがまた”信用”を生むのです。
継続的なサービス
クライアントが信頼できるエンジニアを見つける。エンジニアは自分の技術を使い沢山の製品を作る。結果、”信用”が生まれます。(クライアント側から見たら、コデアル、エンジニア両方への”信用”。エンジニア側から見たらクライアント、コデアル両方への”信用”)
結果、クライアントはより大きな(他の)仕事を任せられるようになります。そうして成功事例を増やしていけば、他のクライアントにも広がり、クライアント自体のパイが広がる。結果、エンジニアの間口がさらに広がる。と言うWin-Winモデルに回して行きたいとの事。
確かに。そうすれば(クライアントが増えれば)コデアル自身も強くなれますしね。
愛宕さんが言っていたのは”信用”(クレジット)はお金だけでは無いと言う事です。技術も”信用”だと。それが積み重なって大きなプロダクトに着手できると言うわけですね。
未来へのロードマップ
今は日本国内がメインだけれど、プログラミング言語は世界共通。いずれ海外のクライアントに海外のエンジニアが対応するワールドワイドな会社を目指す。ただ、時差や税法などいろいろな難点はある。それを取り除いて、理想の世界を作るのが僕の使命。と愛宕さんは熱く語っておりました。
コデアル株式会社 愛宕CEO
ワーキングリクルーティング
インタビューの中で僕は「本業とコデアルによる副業によってダブルインカムが生まれますよね。さらに将来、クライアントの会社に移籍する事も考えられますよね?」と問いかけました。
まさに、そう言うのを実践している人も多いみたいです。いきなり転職するのではなく、副業の相手のクライアントの仕事を数多く受けて実績を作る。結果、そこの会社への移籍がクライアント側からもエンジニア側からもしやすくなると言うものです。副業しながらお金をもらい転職先を探すようなものです。
そう言う仕組みを愛宕さんは「ワーキングリクルーティング」と言っていました。なるほど、と。
まとめ
まぁ、オフレコ話も含み約2時間ほどお時間をいただき満足できる会話ができました(写真を撮ろうと思っていたのに忘れたほどです。後日送ってもらいました)。やはり情熱を持っている実業家っていうのは話しているとパワーがみなぎってきますね。
本当にありがとうございました!
あくまでも副業として。
ただし、現在登録しているエンジニアに対して、案件数は(増加はしているのですが)残念がながら少ない模様。なので、「これ一本で食っていく!」と言うのには厳しいかもしれません。
また、自分でiOSアプリを作っているような人には求人言語に「Swift」もあるので自分の得意とした言語を副業としてある程度の蓄えを作ることも可能です。(2017年5月22日現在39件ありました。完全リモート(一度もクライアントに顔を出さなくて良い)も3件ありました。)
なので、僕個人としては「とりあえず登録しておくか?」と言う会社ではありません。(紹介しておいてなんですが)
自分の技術に自信があり、エンジニアとしてリモートワークで頑張っていく人には向いていると思います。特に、日本の知的生産性に疑問を持っているエンジニアは登録した方が良いのでは?と思います。