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【書評】本田宗一郎という生き方

HONDAの創業者、本田宗一郎と言う人間が大好きです。生涯を1技術者として全うした彼の人生は車やバイクだけではなくエンジニアの夢見る環境なのではないでしょうか?

なぜ、僕が、本田宗一郎が好きになったか?
物事には何事もきっかけが重要です。僕の場合、会社で暇な時間があった時に”やる夫”シリーズを読んでいたからです。

やる夫で学ぶ本田宗一郎

なんと言うか”やる夫”シリーズって本当に調べて調べて、それをわかりやすくキャラクター(やる夫など)に当てはめて紹介しているのですよね。これはおそらく日本人だけの特徴だと思います。

で、仕事が暇な時にとにかく読んだんですよ。これ、本当に面白い。技術大国ニッポンのパイオニアです。

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本田宗一郎には”夢”があり、それを達成するためには自分がやりたくない事もやっていました。ただ、時代が味方して、本田宗一郎はそれを実現できるきっかけを手に入れます。

でも、本田宗一郎は技術の男。お金の面ではさっぱりです。本田宗一郎の夢を叶えてあげる為のお金の管理者(マネージャー)が必要でした。
ただ、本田宗一郎は運命的な出会いをしてしまう。それが藤沢武夫です。
二人のトロイカ体制により、HONDAは夢を叶えつつも着実に利益を上げていきます。


僕は、そんな生き方が好きです。僕自身、エンジニアなのでお金の事は少々はわかりますが、それに精力をつぎ込みたくはありません。
「1億円かかると思う。できるか?」と言う問いに対して「そのくらいなら大丈夫だ」って言ってくれる人が欲しいです。

さて、前置きはここまで。
先日、書店を物色していましたら、「本田宗一郎という生き方」と言う本が売っていたので思わず買ってしまいました。

一気読みでしたね。ただ、本書に書いてあることは全て、”やる夫”から学んでいたのですが。

この本はエンジニア向けの本です。経営の神様、藤沢武夫はほとんど出てきません。
なので、エンジニアの皆さんが今やっている仕事に行き詰まったら、「どうすればよいか?」と自分を問いただす場面になったら、是非、本書を読んでほしいです。
気分が鼓舞されます。

本書は非常に読みやすいです。最初に「本田宗一郎伝説」を持ってくるあたりが非常に良くできています。

あの時代だからできた。
宗一郎少年は、何に影響され、どう言う目的を持って、夢を描いたか?

さて、このブログを読んでいる皆さん、目の前の仕事に忙殺され、残業していませんか?
「あれ?夢?、そう言えば昔あったなぁ」なんて、遠い目をしていませんか?

今は、あなたの夢を叶えやすい時代になっています。インターネットの普及がそれを後押ししてくれています。

「おやじ(=本田宗一郎)」が今生きていたら、なんて言ったでしょう?
「便利な時代になったもんだなぁ、おい。」か、
「こんなまやかしに騙されるんじゃないよ。モノを作ってナンボだ!」か。

それは、僕が天国に行って、本田宗一郎と話す時まで取っておこうと思います。

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