一番最初に送って来た奴が優勝!
今回はアルコアンドピースのラジオの企画【スピードスター】の話です。
これは以前やっていたオールナイトニッポン時代の企画だったのですが、先日のスペシャルウィークの生放送で復活!いやー生で聴けて良かったです。
どう言う企画かって言うと、アルピーがお題を出してそれに対して一番最初に届いたメールがどんな内容であっても読まれると言う企画です。まさにスピードスター。スピードだけが物を言う。
本当に生放送だから出来る企画です。それもリスナーはリアルタイムで聞いていてメールを送る準備をしないといけない。とても緊張感がありますね、それでいてバカバカしい。それも、メールアドレスが毎回変わると言う企画です。なので準備ができない。
現在のインターネットの時代ではメールアドレスを簡単に作れるようになりました。
“hogehoge@tbs.co.jp”の”hogehoge”の部分は比較的簡単に作れるんです。
ちなみにradikoには弱点がが一つだけありまして、厳密にはリアルタイムに聞けないんです。仕組み上、2〜5秒の遅延が発生するんです。リアルタイムで秒を競うこの企画はradikoでは圧倒的に不利なんです。
本物のラジオを買わないとスピードスターにはなれないと言われています。そのためにリスナーが電気屋に駆け込みラジオの売上が上がったとか上がらなかったとか…
ある意味、アナログに戻ると言う原点回帰!!
そう言う意味で、「ちゃんと機械を使って聞こう!」って言う啓蒙にもなるんですよね。アルピーはそこまで考えてなかったと思うんですけれど、思わぬ副産物。
先日のアルピーのラジオ「D.C.GARAGE」ではメールアドレスは変わらなかったけどメールタイトルを直前に発表。「CMは1分15秒しかないぜ!急げ!」の号令でラジオ職人がスピードを競う。最初に届いたメールが優勝。実にシンプル。
残念なのはスピードに拘るあまりに内容が面白く無いと言う点(バカって意味で)。でもいいんですよ、これで。スピードスターなので。
逆の意味で考えると内容がどうであれ1番最初に届けば確実に読まれる訳です。常連リスナーだから選ばれるって訳ではない。これは誰にでもチャンスがあるって言う意味なんですよね。
オールナイトニッポン時代はメールアドレスも専用のものを直前に告知と言うシビれるシステム(ちなみにスピードスターの企画のたびにメールアドレスを作った為、ニッポン放送からは凄く怒られたそう)でした。
本当に、この企画、バカバカしいし、ラジオの生放送の現代の遊びだなぁって思います。昔はハガキだったのでね、送っても届くまでにラグは発生するんですよ。それも一気にまとめてくるのでどれが一番最初かってのはわからない。
でも、現代のメール時代だとそれがわかっちゃうんです。メールボックスの着信時間を見れば公平にわかる。このシステムを使おうってのがアルピー。さすがの発想です。僕はおぎやはぎのラジオに絶大な信頼を置いていますが、このアルピーも一つ下の世代としては群を抜いていると思います。
本当に、こうやってラジオ文化が広がっていくのは僕個人としても嬉しいです。アルピーさん、またこう言う度肝を抜く企画を考えていってほしいです!
頑張れ!ラジオ!
頑張れ!アルコアンドピース!!