前提:僕は関西弁があまり好きではないです。
理由:僕は同期に関西人もいて仲良くやっていましたし、関西弁の漫才も好きです。たまたま上司に高圧的な関西弁を使う人がいてその口調で嫌いになりました。
補足:関西弁といっても、大阪府、兵庫県、三重県など場所によって、口調が違う事は理解しています。
その上での今日あった話です。
行きつけのBARで飲んでいて、その流れで次のBARに行くことになりました。(量はそんなに飲んではいないです)
次のBARは立ち飲みのBARだったんですけれど、お年を召した人が3人関西弁で話していたんですよね。
で、僕は暇だったので、「西の人ですかぁ?僕は北の人(北海道)ですー。」なんて言って話に入って言ったんですよ。もちろん、空気は読んでいたつもりです。「ここは会話に入ってはいけないなぁ」みたいな雰囲気では無かったんですよね。なんか関西人の人がコミュニティーを作って周りに馴染んていないような気がして。
で、僕は無事受け入れられました。まぁ、話を聞く9割、意見を言う1割くらいの感じで。ここは矢向ならではの”ホスト感覚”(バーのマスターだけでは回せなくなった時の代理で回す係)を聞かせて、です。
話していて、「関西人は関東の人を受け入れる準備はいつでもできているのに、関東の人は関西の人を遮断する」って話になったんですよ。
なんでやねん。ツッコミイメージ図
僕は、関東人(生まれは北海道ですが、神奈川に24年間住んでます)として、「確かに、そう言うのはあるかもしれませんね。」って話したんです。それは「別の文化圏の人が入って来にくい雰囲気はどこにでもある」と言う意味で言ったんです。
彼(彼女)らは、「そうだろう、そうだろう。」って言ってくれたんです。
で、僕は思ったんです。逆の立場で「関東の人がふらりと関西の立ち飲み屋に言って関東弁で会話に参加したら受け入れてくれるんだろうか?」と。
まぁ、実際、僕自身がこういう性格なので、どんな場所にもズケズケと入っていけるんですけれどね。
その時に、年長の方がいいました。「それは関西の人から見たらウェルカムだよ。」と。
なるほど、関西の文化圏の人は関東の人を受け入れるハードルが低いんだな、って。
逆に聞いてみました。「関東で、関西人として飲んでいて、関東の人の輪に入れますか?」と。
答えは、「絶対にありえない。」との事でした。
さらに、「そんな事はないんじゃないですか?」と問うと、「それは君が若いからだ。君の考え方は固定概念だ。」と言われてしまいました。
僕自身、(上司の高圧的な)関西弁は嫌いですけれど、別に僕たちの仲間内で飲んでいて、一人で飲んでいる関西の人が「入ってもいいですか?」って言って来たら、ウェルカムなんですよ。
その旨を伝えると、「君はわかってない。関東の人間は関西の人を絶対に受け入れない。」と断言されてしまいました。ありゃー。
ここまではわかります。きっと、その人もいろんな関東の場所で嫌な思いをして来たんでしょう。経験値ですからね。僕個人の感想では通じないのはわかっています。
でも、彼(彼女)らは、必ず口を揃えて言うんですよ。
「君は関西に出張で来たことがあるかもしれないけれど、何年も住んで見なさい。考え方が変わるから。」と。
ここで、僕の頭は「?」になりました。
整理します。
・僕は、関東の飲み屋で関東人として、関西の人の集団に入り込んだ。
・受け入れられた。
・彼らは、関西人は、関東で絶対に受け入れられないと言う。
ここまではわかります。
その後に「君も関西人として、関東に10年間暮らしたらわかるよ」なら、納得は言ったんです。彼らなりの辛さがあったのでしょう。
でも、「君は関東人として、関西に10年間暮らしたらわかるよ」と強調されました。
これがわからないのです。
僕自身、関西に出張したときとかにもズケズケと関西人のホステスさんと話して、こう言う場合”関西弁ではどう言うの?”なんて話をしています。
関西に10年暮らしても何も変わらないです。それは、僕が「関東だろうが関西だろうが、話して飲めれば楽しい!」と言う気持ちからです。
僕は問いたかったんです。「関西人として関東に10年暮らしてそんなに嫌な思いをしたんですか?」と。
僕は性格上、別にそう言うのは疑問視しません。なので、1日目でも10年目でも変わらないと思います。(自分が関西弁になるかもしれませんが)
でも、彼(彼女)らは、「それは君が若いからだ。固定概念にとらわれ過ぎている。関東の人は関西の人を絶対に受け入れない。試して見たければ、関西に10年住んで見なさい」と言うんです。
:
禅問答です。
”関東の人が関西の人を受け入れない”と言うのが固定概念なのではないか?関東でどれだけ辛い思いをして来たのか?と問いたかったんですけれど、それ以上言うと、喧嘩になるので、先に店を去りました。
バーのマスターが、「僕は生粋の関東人ですけれど、そんな事ないと思いますよ。」とフォローを入れてくれたのですが、それに対して、「君はサラリーマン経験をした事があるのか?」とか矢継ぎ早に質問し出したので、「あ、こりゃダメだ。」と思い、店を出ました。
確かに、東京は大阪と違って、地方出身者の集まりです。その地方出身者がコミュニティーをつくり、関西の人を排除する動きに働きかけるのは可能性として多大にあります。
でも、そのコミュニティーは、関西人だけではなく、”地元”以外を対外視して、”関東のバー”に取り入ろうとしているにすぎません。
僕は少し悲しくなりました。
・それほど関東の人はハードルを高くして関西人を頑なに受け付けないのか?
・僕の意見は固定概念なのか?
です。
理論破壊しているので、僕には反逆の準備は沢山できていました。でも、それは粋ではない。
僕が先に帰って、「関東の若い奴が経験もないくせに抜かしやがって」と思ってもらうのがお客様としての利益です。
もちろん、僕もまだ入社24年目のペーペーです。
福島や北九州にも何年も住んだし、名古屋の街も知っています。でも、彼らは僕を受け入れてくれたし、逆に僕が関東にいるときには受け入れようと思ったんです。
でも、それを「君は人生経験も少ないし固定概念に囚われている、関東の人は絶対に関西の人を受け入れない」って言われて、どっちの頭が硬いのかな?どっちが固定概念に囚われているのかなぁ?って思った次第です。
飲み屋で話すとお互いにイメージが悪くなりますし、”矢向”を愛している僕としては、ここは引くのが得策だ、と思ったんですよね。
僕にも絶対に譲れないプライドはありますけれど、この程度の事で目くじらを立てて年長者の酒の雰囲気を悪くしてはいけないと思ったので帰って来ました。
でも、いけないのはストレスになるので、ブログに書いた感じです。
気分を悪くした人がいたらすいません。
しかし、みなさん、自分の立場で考えたときにどう思いますか?
ちょっと考えてみてもらえると幸いです。
関東の人は(今はかもしれませんが)思ったより閉鎖的ではないですよ。
以上、愚痴でした。