仕事柄、よく言い合いになることがあります。それを僕は「建設的な喧嘩」と読んでいます。エンジニアと言う仕事柄、正解がない部分が多いので、色々な人の意見が交わる事が多いんですよね。
正直、どうだっていい事に余計な力を使いたくないので、そう言う時は、全面的に「あぁ、その通りです」と済ませる事もあります。
でも、ここはきちんと決めておかないと後々になって手戻りが難しいと言うような局面では、自分の意見を通そうとします。
その結果、結構な言い合いをする事になるんですけれど、その中で自分が間違ってるとか、相手の意見の方が効率的だと思ったらすぐに「俺がまちがってたわ。ごめん。」って謝ります。
よく、「引くに引けなくなった」と言う状況がありますが、僕はそんなの御構い無しに引いて謝ります。
僕は、自分の我を通したい訳ではないですし、効率的に仕事が進めば結果的にはオッケー何ですよ。そこに自分のプライドを持ち込むような事はしないです。ある意味プライド0です。
ある時、飲み屋で発言してたら他のお客さんに「それ違うよ。」と言われたので、「あ、違うの?ごめんなさい」って謝りました。
他のお客さんはキョトンとした顔で「え?そんなに素直に謝るの?」って言ってました。
でも、間違えてるんだから謝る。相手がどんな人でも一緒です。
否は認めるのが大事です。
プライドなんてそんな時には捨ててしまいましょう。自分の間違いを受け入れるのも大事な成長なんですよ。
僕が新人時代に、僕より一回り以上も上の人が作った仕様がどうにも受け入れられませんでした。どうにも考えていくとバグを作り込む原因が仕込まれていたからです。
僕は「これだと絶対におかしくなりますよ!」と言いました。その人は「いいから、俺の言う通りに作れ」と、まぁ、よくある光景ですね。
で、翌日会社に行くとその人が「波秋の仕様の方が正しかった。すまん」と言ってくれました。
僕より全然経験もあるし、実績もある人です。でも、そんな人でもきちんと18歳の若造に謝るんだなぁ。と感心したものです。もしかしたら、「間違いとわかったらすぐに否を認める」と言う僕の性格はその時に形成されたのかもしれません。
僕のやっている仕事は一人で出来るものではありません。一人の方が「楽で仕事を進めすい」と言う点もありますが、間違えを指摘してくれる人もいません。
僕は、(最終的には)お客様の為にチームを組んで仕事をします。なので、合理的で、効率的な方が良いんですよね。後、一回でもそう言う衝突をするとその後より話しやすくなると思います。経験則ですけれど。
歳をとるとなかなか謝ると言う行為が「恥ずかしい」と言う風になりがちです。でも、誰だって間違えるのですし、それを正してくれる人がいるなんて幸せな事だと思うんですよね。
周りにイエスマンしかいないと、結局自分で進めるしかないですし、その結果失敗するとイエスマンは一気にいなくなってしまいます。その結果、虚無感に陥ったりするんですよね。
だから、言い合いができる友達や会社のパートナーがいるのは幸せな事だと思って生きています。そう言う人、周りにいますか?