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人工知能はLSDで夢を見るか?

2017年は人工知能が大々的に出てきた一年でしたね。

僕も人工知能の可能性の一つを考えた時に、ビートルズの曲をディープラーニングさせれば”何年代ビートルズ風の曲”とか出来るんじゃないか?なんて思った事があります。

そりゃー、世の中にはビートルズ風の曲が沢山あるわけで(それだけビートルズが偉大で、いろんな事をやり尽くしたって意味ですよ)、そう言うのは出来るのかな?って思うんです。

でも、曲はさておき歌詞ってどうなんだろ?ってふと思いましてね。まぁ、それっぽい歌詞は作れると思うんです。
実際にビートルズの歌詞は英語を学ぶ上で結構役に立つんですよねいわば”簡単な英語”なんです。
まぁ、初期の恋愛ソングを歌っていた頃の曲は大丈夫だと思います。

しかし、後期の歌詞はどうでしょう?
ビートルズはマリファナとかLSDなどの薬物をやっていた事実を認めていますし、薬物でもやってないと生まれないんじゃないか?って歌詞もある位ですから。(実際に「Lucy in the Sky with Diamond」って曲の頭文字がL.S.Dになっているとか)

…で、本題はここからなんですけれど、人工知能って基本的にベースに「人間の知能」(正確には、人間が教えていった知能)があって、それをどんどんと勉強させて行って、人間よりも早いスピードで正確な結果を出すってシステムなんですよね。

Ai study kikaigakusyu

「人工知能が人間を超えた!」って最近騒いでいるのは大抵大量のデータの中から正確な結果を出す”スピード”と”精度”が高いと言う点なんです。
だからデータが貯まれば貯まるほど精度が上がっていきます。まぁ、そこまでは「想像の範囲内」なんですよ。

でも、人間が薬物をやる経験はあります(ドラッグダメ!絶対!!ですが、極論として)が。どれだけ頑張っても人工知能に薬物体験をさせる事は出来ないのではないでしょうか?

推測ですが(僕はやった事ないので)、薬物はその人の過去の全ての記憶と現在の風景、温度、雑音などからトリップ症状(幻覚症状)を出していると思うんですよね。

人間って思い出さないだけで、過去のデータを全て覚えているとか言われているし、実際に、一度見た数字を忘れられなくなる病気(サヴァン症候群)もあるくらいですからね。
同じように、データを保存しておく事はコンピュータの得意分野です。ここまでは一緒だと思うんですけれど、その各々のデータをリンクさせる事が出来ないんです。

人間だって、過去のデータをリンクさせて新しい情報にすることは得意ではないです。でも、薬物にはその効果があるとでは?って。
(勿論、その結果、とんでもないリンク(=バッドトリップ)になるかもしれません)

この経験を人工知能に再現できるか?って言う話です。
僕は無理だと思います。

そんな事を考えながら、ボケーっと年末を過ごしています。オチはないんですけれど(答えがわからないと言うのが正確ですね)、暇な時に考えて見てはいかがでしょうか?

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