テレビをボケーっとつけていると、「ピローン、ピローン」と言うチャイムが鳴ることがあります。テレビに目をつけると”地震速報”のテロップ。おぉ、まじか?と思って見てみると、大抵は震度3なんですよね。
言うまでもなく日本は地震大国です。常に地震に備えて生きないといけない国。それは日本で生きる上で仕方がないことですよね。
でも、ある程度の震度までは慣れているし、大丈夫なんですよ。震度3だと会社でも「揺れたよねー」レベルですみます。収まったら何事もなかったかのように仕事は進みます。本当に何事もなかったかのように。
実際、今の日本の建物は耐震構造が進んでいるので震度3くらいでは全く問題はないんですよ。
高校時代、小樽で震度4強の地震がありました。僕はバイト中で岡持ちを持って細い路地を歩いている時だったので、目の上にある建物が左右に揺れるのがはっきりわかりました。最初は自分の目眩かと思いましたが。バイト先の定食屋の厨房でも皿が揺れて大変だった、と。その時に初めて「震度4を超えると怖いねー」と思ったんです。
だから思うんですよ。日本は震度3では驚かないし、安否確認はしない。それほど、日本は強いんです。問題は津波の心配の有無、それだけなんです。
ふとしたきっかけで家のテレビで地震速報が入ると何事か?と今でも焦ってしまうんです。で、地震が震度3だと、「なんだよ」と思ってしまう僕がいるんですよね。
これは平和ボケではないと思うんですよ。地震に慣れている僕たちだからこそ、逆に地震速報に慣れているからこそ、いざ本当に大きな地震がきた時に「オオカミが来た!」状態になる事を恐れているんです。
また実際にテレビでは地震速報は流れるだけで、番組自体はそのまま続けられます。テレビが突然報道センターに切り替わり特番が始まるわけではないです。「震度3でいちいち特番組んでたらキリがないよ」とテレビ局も思っているでしょう。所詮、(この国では)その程度なんですよ。
今は時代も進み緊急地震速報と言って地震がくる前に予想してスマホなどでわかるのである程度の準備が出来ます。震度3、もう報道しなくても良いのではないでしょうか?(津波の可能性がある場合は報道して欲しいです)
ひとつよしなに。