とんねるずの「みなさんのおかげでした」が終わってから1ヶ月以上経ちますね。木曜の朝は、ネットでテレビ欄を見て「今日のおかげでしたの企画は何かな?」と思いながら録画予約していたのもいい思い出です。
さて、この番組は様々なコンテンツを生み出しましたが、その中でも名作と言うか予算もいらないし、「このコンテンツだけで他局に持っていける!」と言われている企画があります。
それが、”細か過ぎて伝わらないモノマネ選手権”です。
これも元をたどれば、とんねるずの「博士と助手」シリーズのスピンオフとして生まれた企画です。
今は、グレー(動画サイト)でしか見ることが出来ないのですけれど、これが本当に惜しいコンテンツなんですよね。
ここから出世して有名になった芸人も多いと思います。
僕は他の歌まねとか過激なモノマネ番組は嫌いなので見ないんですけれど、このモノマネだけは楽しみで見逃すと「失敗したー!!」と心から思える番組です。
観たことないもののモノマネを見るんだけれど何故か笑える。
と言う企画。例えば、「中野丸井閉店時のスピーチ」なんてどう考えても「うわ、似てる!」とはなりませんよね。でも、わかるんです雰囲気が。
なので、この番組では、モデルとなる有名人や芸能人のモノマネをする人はあまり居ません。児玉清さんのモノマネで有名になった博多華丸さんくらいでしょうかね?(本当にここから、R-1で優勝して今のスターダムがあります)
あと、この番組はネタが終わると思われるタイミングで床が開きスムーズに落下します。
「終わり!」とか”はける”のでは無く「消える」んです。
これは、もう本当に落ちる美学とでも言いましょうか?
見ている人も慣れてくると「あぁ、ここで落ちるんだな」とか分かるんですけれどそれが分かってても面白いんですよね。
あとは、バックドロップを仕掛けてそのままサイレント落下していくなどのパターンもあります。ここまで行くともう芸術です。
あとで解説をきちんと入れるのも大事なんですよね。基本的に「誰のモノマネ」かすらわからないパターンが多いのですから。
そう言う意味では、とんねるずさんや関根勤さんは博識だからフォローが上手いと思います。ゲラで笑うのでは無く、本心で笑って解説を入れているのが流石なんですよね。
これは、関西、吉本からは生まれないコンテンツだと思います。
(ただし、関西、吉本にも、フリップ大喜利と言ういまでいうIPPONグランプリみたいな素晴らしいコンテンツもありますよ)
本当に、これだけを集めたDVDを全部出して欲しいです(以前はDVDを出していましたが2011年で止まっています)。余計なメイキングとか舞台裏とかを見せずに、素直にそのまま、全部を出してくれたら絶対に買いますよ!!(Blu-Rayにして枚数を減らすとかしてくれると更に嬉しいです!)
フジテレビさん、何卒!