びっくりしました。
まぁ、簡単に言うと(本当に簡単に)「もう、勝手にツイッタークライアントアプリは作らせないよ」って話です(以前からそう言う締め出しはしていたんですけれど)。
僕は基本的にTwitterが日本ではやり始めた頃から使ってますが”Webブラウザでの利用”とか”公式アプリ”を使っての利用をした事ってほとんどないんです。当時は、Echofonと言うアプリを使っていたような気がします。
Twitterは基本無料で使えるサービスです。便利ですし、有名人も使っているので、もはやなくてはならないSNSの一つになっているのかもしれませんね。(少なくとも僕はそうです)
ただ、日本で”天空の城ラピュタ”を放映すると「バルス」と言う有名なセリフを言うタイミングでみんなが一斉に「バルス!」とツイートするので、サーバーが落ちるなんて話もあるように、利用ユーザー数が多すぎるので、サーバーの維持費には物凄いお金がかかっているのです。
さて、無料で使えるツイッター、そしてツイッター社はサーバーの維持費が必要。
これはビジネスとしては成り立っていませんね。(慈善団体なら別ですが)
実際、ツイッター社は毎月数十億円単位の赤字を垂れ流しながら運営されていました。
(2017年からわずかですが黒字化しています)
事実、なぜこれだけの赤字を出しながら進めたかと言うと、ツイッター社の創業者が、ブログサービスを始めて、それをGoogleが買収したからです。(Bloggerって奴です。日本ではあんまり流行りませんでした)売却額は調べても出てきませんでしたが、おそらく数十億円でしょう。さらに、起業家としての実績が出来たので、エンジェル(支援家)も簡単についたはずです。
…でも、それでも良かったんです。短文コミュニケーションのデファクトスタンダード(実質的な存在)になれたのですから。
ツイッターの仕組み自体はそんなに難しくありません。おそらくある程度の経験を積んだエンジニアなら簡単に作れるでしょう。
でも、その中で生き残った。ここに価値があるのです。
さて、僕はツイッターの公式ではないクライアントアプリを使っているので僕のタイムラインに広告はでませんが、Webブラウザからの利用や、公式アプリからの利用では広告が表示されます。
基本的にWebサービスは無料で使えるものには広告を付けて広告代で稼ぐのが一般的です。
さて、こうなってしまえばツイッター社の反撃が始まります。
例えば、月額利用料を請求したって良いし(僕は使います。またスパムアカウントも減るので良いですね)、広告をバンバン打ったって良いわけです。
勿論、利用者は減るかもしれませんが、このサービスの便利さを味わってしまった以上、なかなか離れるわけにはいきません。
もしかしたら、GoogleやFacebookに巨額で売却(バイアウト)して、アーリーリタイアって方法もありますしね。(もしくはその金額を元手にもっと新しいサービスを構築するとか)
実は、同じような事が数年前に日本でもありました。それは「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」です。言わずもがな、日本の巨大匿名掲示板、便所の落書き。みなさんの中にも見ている人は多いのでは無いでしょうか?(僕はみてます)
これも専ブラ(専用ブラウザ)のアプリが沢山出ていたのですが、広告が表示される事になってしまいました。(あの、黎明期からあるBB2Cまで!)
この専ブラに表示される広告はアプリ開発者用の広告ではなく、2ちゃんねる(5ちゃんねる)用の広告です。
広告を付けないと、審査に通らなくなってしまうんです。
さて、ツイッターのライバルとして、ここ数年でめきめきと頭角を現してきたサービス…わかりますね、インスタグラム(Instagram)です。これは僕は公式アプリしか使ってませんが、有料化や広告の増大が起こるかもしれませんよ…
それにしても、タダで利用できている分にはユーザーは嬉しいんですけれどね。
僕も使って行きたいと思います。